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+αが大切!歯科のロゴマークの傾向と事例

+αが大切!歯科のロゴマークの傾向と事例

1.はじめに

業種・職種によっては、すでにそれらを象徴するシンボル的なものがあるというところもあります。例えば医療ならカプセル(薬)、林業なら樹木、獣医なら動物、不動産なら建物というのが主な事例です。歯科もそんな業界の一つで、歯が業界を象徴するシンボルとなっています。こういった業界は同じようなロゴマークを採用しやすいため、オリジナリティーのあるロゴマークが作りにくいものです。しかし、中には病院・医院、クリニックの特色や理念をしっかりと押し出した、お手本にしたくなるようなロゴマークもあります。
今回は、オリジナリティーのあるロゴマークを作成していただくために、歯科のロゴマークの傾向と、真似したくなるロゴマークの事例をご紹介します。

Point:ロゴマークが似通りやすい業界だからこそ、特色や理念を押し出したロゴマークを作ろう

2.歯医者で使われているロゴマークの傾向

インターネットで掲載されている歯科のロゴマーク情報を調査した結果、歯をモチーフにしたロゴマークは、やはり多く用いられているようです。歯をモチーフとしたロゴマークにすることで、ひと目で歯科であることがわかるというのは大きなメリットですよね。さらに、多くの病院・医院、クリニックでは、オリジナリティーを加えるために、歯と何かのモチーフを融合させたようなロゴマークを作成しているようです。
例えば、今回調査したものの中には、歯とハートを掛けあわせたものや、歯と人の形を掛けあわせたもの、病院・医院、クリニックのイニシャルを加えているものなどが多く見られました。色の種類も多様ですが、今回の調査では緑(黄緑)と青が、比較的多い傾向にありました。

また、歯以外のモチーフを利用している例では、病院名のイニシャルをアレンジしたものや、子ども向けに動物を利用している例などが多く見られました。よく用いられる動物は、リス・ゾウ・カバなどで、イメージキャラクターのように利用しているものもあれば、シルエットを利用しているものなど、使い方もさまざまでした。

一方、インプラントや歯の美しさを全面に押し出したい歯科では、輝きを強調するロゴマークや、洗練されたデザインのロゴマークを用いているところもありました。色は必然的に、ゴールドや黄色を用いているところが多いようです。
今回の調査では41の病院・医院、クリニックを調査しましたが、約6割程度が何らかの形でロゴマークに歯のモチーフを利用しているもの、残り半数がイニシャルや動物など、歯以外のモチーフを利用しているものとなりました。

Point:歯のモチーフをロゴマークに採用している歯科は多い。だからこそ+αが大切

3.歯医者のロゴマーク参考事例

今回は、歯をモチーフにしたものの中から、一工夫加えられたもの、なおかつ企業理念をしっかりとロゴマークに反映させている、すてきな事例をご紹介します。

やすだ歯科保存治療クリニック
(画像引用元:やすだ歯科保存治療クリニック

上記のロゴマークは、やすだ歯科保存治療クリニックのロゴマークです。
歯の中にあるイラストは、クリニックのイニシャルでもある「Y」と、若葉をモチーフにしたものです。

これは、

「保存治療によりできるだけ歯を残す治療をする」

というクリニックの診療理念を表すために、若葉が用いられているということです。
ロゴマークに企業の想いを乗せよう」でもご紹介したとおり、ロゴマークはブランディングの一環であり、その病院やクリニックを象徴するもの。歯科であるということがわかりやすいだけでなく、しっかりと理念が込められている、素晴らしいロゴマークではないでしょうか。

ロゴマークを作成する際は、オリジナリティーを加えつつ、病院・医院、クリニックの理念などを考慮したものをぜひ作ってみてくださいね。

Point:歯科でもロゴマークにコンセプトや想いを盛り込むことは大切

4.まとめ

ユウ局員 ■歯科業界はロゴマークが似通りやすい業界。だからこそ特色や理念をロゴマークに乗せることが大切

■多くの病院・医院、クリニックでは、ロゴマークに歯のモチーフを使用し、+αのアイデアをロゴマークに加えている。

■歯のモチーフを利用しても、病院・医院、クリニックの理念や特色を+αするだけで、印象が大きく変わる
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