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技術とチャレンジ精神を表したロゴマーク | ダイキン工業

技術とチャレンジ精神を表したロゴマーク | ダイキン工業

(画像引用元:日本熱物性学会

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、マスコットキャラクター「ぴちょんくん」でお馴染みの、世界的空調総合メーカー「ダイキン工業」のロゴマークを取り上げます!

1.ダイキン工業の歴史とロゴマークの由来

元々大阪金属工業所という名前で1924年に誕生したダイキン工業。当時の主力商品は空調関係ではなく、飛行機部品や精密機械でした。
しかし、1934年に大阪金属工業株式会社となって以降は、南海電鉄に対して日本初の電車冷房を納入したり、家庭用ルームエアコンを発売するなど、空調関係に強い企業として成長。さらに1960年代頃には、フッ素化学の分野において世界第2位のシェアを獲得するなど、金属以外の分野でも確固たる地位を確立しはじめていたことから、1963年に社名をダイキン工業株式会社に変更、現在に至ります。

ダイキン工業のロゴマークというと、下記デザインが有名ですよね。

技術とチャレンジ精神を表したロゴマーク | ダイキン工業
(画像引用元:日本熱物性学会

コーポレートカラーである青、そして黒で作られた三角形は、ダイキン工業が大阪金属工業所時代から培ってきた機械分野の技術、そして企業の発展によって磨きをかけてきた化学、そしてエレクトロニクスの3つの分野の複合を表しています。
また、矢印のように左上を指し示すことで、企業としての飛躍やチャレンジ精神を表しています。

企業の将来的な成長への願いをロゴマークに込める企業は少なくありませんが、多くの企業は右上に向かうイメージでデザインされています。もしかすると、ダイキン工業のロゴマークは他社とは違った目線で物事を考え、商品を開発していくという想いが込められているのかもしれませんね。

2.あまり知られていないダイキン工業過去の社章

先ほどご紹介したロゴマークは、2004年に全世界のダイキングループ共通社章として制定されたものですが、実はその前に社章として制定されていたデザインがありました。それが以下のデザインです。

技術とチャレンジ精神を表したロゴマーク | ダイキン工業
(画像引用元:ダイキン工業

こちらは1934年に大阪金属工業株式会社として、会社の設立とともに制定されたもので、今とはかなりイメージが違いますね。
現在のロゴマークがダイキングループの共通社章となった2004年は、ダイキン工業創業80周年にあたる年。ロゴマークの大刷新は、80周年を機に、企業として新たな一歩を踏み出す意気込みも込められているのかもしれません。

※参考サイト
ダイキン工業株式会社
会社情報FAQ(ダイキン工業株式会社)

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