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奥州の食文化を広げよう!食の黄金文化・奥州ロゴマーク誕生

奥州の食文化を広げよう!食の黄金文化・奥州ロゴマーク誕生

(画像引用元:奥州市

世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は、食の黄金文化・奥州のロゴマーク誕生についてのニュースをご紹介します。

「食の黄金文化・奥州」とは、岩手県奥州市が行っている地域産業振興キャンペーンの一つ。「食の」という名前がついていますが、食べ物だけでなく、南部鉄器や岩谷堂箪笥といった、食に関係するアイテムの発信も行っています。

2006年に5つの市町村が合併して生まれた奥州市は、前沢牛や江刺りんごといったブランド農産品のほか、イネ品種「ひとめぼれ」の最高位ランクである特Aを毎年輩出している、いわば農業大国です。しかし、こうした特産品が奥州市産だという知名度は全国的にも低く、また地域おこしにも大きくはつながっていないのが現状です。

こうした状況を打開するために生まれたのが、「食の黄金文化・奥州」キャンペーンです。もともと奥州地域は、2011年に世界遺産に登録された「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」からも分かる通り、奥州藤原氏によって独自の仏教的思想・文化が生まれた場所として知られています。世界遺産登録されている平泉自体は、奥州市に隣接する平泉町にありますが、現在の奥州市周辺が、奥州藤原氏の食料基地の一つとなっていたと推測されることから、今回のキャンペーン名が誕生したそうです。

そんな「食の黄金文化・奥州」のロゴマークがこちらです。

奥州の食文化を広げよう!食の黄金文化・奥州ロゴマーク誕生
(画像引用元:奥州市

名前の通り、黄金で飾られたロゴマークのモチーフは皿とナイフ、フォークというディナースタイル。奥州藤原氏にゆかりのある黄金には、「最高」「本物」という意味が込められているだけでなく、奥州市から生まれる食材そのものが放つ本物の輝き、そして生産(制作)する人々の熱い想いが放つ輝きという意味が込められているそうです。

あえて農産物の形にしていないのは、南部鉄器など、食文化を全て含めてのキャンペーンだからなのかもしれません。

今回のロゴマークは公募により集まったものとのことですが、審査の際には汎用性も重視されたとのこと。確かにこのマークが貼ってあると、インパクトが強そうですね。食を扱った地域振興ロゴマーク作成の際の、参考となるのではないでしょうか。

※参考サイト
奥州市地域6次産業化ビジョン 食の黄金文化・奥州(奥州市)
食の黄金文化・奥州(おうしゅう旅浪漫)

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