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これだけは押さえて!ロゴマーク作成に必要なPDCA

これだけは押さえて!ロゴマーク作成に必要なPDCA

1.はじめに

企業に就職したことのある方であれば、一度は耳にしたことがあるであろう「PDCA」と言う言葉。実はロゴマーク作成においても、この言葉がとても大切だということをご存知でしたか?

PDCAとは、効率よく、かつ質の高い仕事を行うための、仕事の進め方やサイクルのことを指します。一般的に「P」はPlan(計画)、「D」はDo(実行)、「C」はCheck(チェック・評価)、AはAction(改善)の頭文字を用いたものだと言われています(ほかの意味を持つこともあります)。
普段の仕事でPDCAサイクルを心がけているという人も、ロゴマーク作成にこのサイクルを当てはめて考えているという方は意外と少ないのではないでしょうか。

今回は、なぜロゴマーク作成においてPDCAサイクルが大切なのか、そして、ロゴマーク作成のPDCAサイクルにおいて、大切なポイントはどこにあるのかを考えていきます。

Point:ロゴマーク作成でもPDCAの流れは大切!その理由は?

2.ロゴマーク作成の流れにPDCAサイクルを当てはめてみよう

これまでロゴマークを作成(依頼)した経験のある方は、以前どのようにロゴマークを作成したか、思い出してみてください。まだロゴマークを作成したことのない方は、想像で結構ですので、ロゴマーク作成の流れを想定してみてください。

頭に流れを思い浮かべたら、次に作成工程にPDCAを割り振ってみましょう。
例としては、だいたい以下のような工程に、各サイクルが当てはまるかと思います。

  • P:ロゴマークの企画立案や予算の設定、依頼方法の検討など
  • D:ロゴマーク依頼・作成
  • C:ロゴマーク案のチェック・評価
  • A:採用するロゴマークの決定・使用

…割り振ってみましたか?
もし「DA」や「DCA」、「PDA」というサイクルが出来上がってしまったら、次回からロゴマーク作成の流れを少し考え直したほうがいいかもしれません。

ロゴマーク作成は「DA」や「DCA」、「PDA」といったサイクルでも作成することができます。ただ、PDCAのどれか一つでも抜けてしまうと、ロゴマークの質が落ちてしまったり、心から満足できるロゴマークを作成することができなくなる可能性が高くなると、筆者は考えています。
なぜそのように感じるのか、各工程ごとに説明いたします。

Point:PDCAがロゴマークの質や完成度を決める?

3.ロゴマーク作成においてPDCAサイクルが大切な理由

まず、ロゴマークを作成する上で、軸となる内容を決めたり、企業としてどのようなロゴマークにしたいかを考えるのが「P」の部分です。Pが抜けてしまうと、依頼側の想いや考えが、ロゴマークに反映されにくくなってしまいます。Pが抜け落ちてしまう状況としては、とにかくロゴマークを急いで作って欲しい時や、特に意味は無いけれども、なんとなくロゴマークを持っていたほうが、企業(商品)として格好がつくと考えている時に多いと感じます。

ロゴマークに企業の想いを乗せよう」などでもご紹介したとおり、ロゴマークは企画の段階がとても大切です。形から入ることも大切ですが、できればロゴマークはしっかり方向性や軸となる想いなどを考えた上で、デザイナーなどに依頼するようにしましょう。

次に、ロゴマークの作成依頼を行う「D」の部分です。ロゴマークラボのように、既に用意されているロゴマークの中から選択する場合は、選択の過程がDとなります。Dはロゴマークを作成する上でなくてはならないものであり、Dがなければロゴマークという形は生まれないため、抜けることもほぼないでしょう。

作成・選定が終われば、そのロゴマーク案をチェックしたり、評価してもらう工程「C」に入ります。意外と抜けがちなのが、このCの部分です。
ロゴマークとして実際に形になったものを見ると、安心してしまい、深くチェックや評価せずに採用する方がいらっしゃいます。しかし、どんなに有名なデザイナーであっても、あなたとは他人ですから、あなたの想いを100%形にすることは、おそらくできないでしょう。

本当にこのロゴマークでいいのか、もっと改善する部分はないか、誰が見ても想いが伝わる内容になっているか(標準化されているか)など、ロゴマーク案にはチェックや評価すべきポイントが多々あります。
形になったからと安心せず、しっかりCを実行しましょう。

Cが終われば、ロゴマークを決定し、使用する工程「A」に入ります。Aが漏れることはほとんどありませんが、なかにはせっかくロゴマークを作成したのに、あまり使う機会がないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
超初心者でもわかる名刺作成のポイント」や「超初心者でもわかるWEBでのロゴマークの使い方」、「超初心者でもわかるプレゼン資料でのロゴ活用」でもご紹介したとおり、ロゴマークはさまざまな活用法がありますので、ぜひロゴマークをフル活用してみてください。

ロゴマーク作成はAで終わりだから、サイクルではないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、長い目で考えると、今作成したロゴマークが変更されることがないとはいえません。次回のロゴマーク作成では、現状のロゴマークを超える、いいものを作りたいと考える方がほとんどだと思います。後々のロゴマークの質を高めるためにも、ロゴマーク作成をPDCAサイクルで考えることは、とても大切なのではないでしょうか。

Point:どの工程もロゴマーク作成では大切。今後ロゴマークを作成するならPDCAを工程に取り入れ、質の高いロゴマークを作成してほしい

4.まとめ

ユウ局員 ■ロゴマーク作成ではPDCAサイクルはとても大切

■一つでも抜けてしまうと、ロゴマークの質を下げたり、満足のいくロゴマークが完成しないことも

■ロゴマーク作成の工程をPDCAサイクルに当てはめ、質の高いロゴマークを入手しよう
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