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アパレルブランドのロゴを作る時に意識すべき7つのデザイン要素(初心者向けステップ付き)

アパレルのロゴは“世界観を売るための武器”

アパレルブランドのロゴは、ただの会社の印ではありません。ロゴそのものが商品として服に縫い付けられ、SNSアイコンになり、ショップの看板になり、ブランドの世界観を直接伝える大切な要素です。

しかも、一般企業のロゴよりも「世界観」「統一感」「印刷・刺繍での再現性」が強く求められます。

とはいえ、Adobe IllustratorやCanvaを使ったことがない初心者でも、必要なポイントを理解すればプロ品質のロゴを作ることは十分可能です。

この記事では、参考サイトの知見を統合しながら、アパレルロゴに特有の“7つのデザイン要素”を徹底的に解説します。さらに、未経験者でも実践できる制作ステップ、ジャンル別のロゴ分析、FAQまで網羅した完全版ガイドとなっています。

アパレルロゴを作る前に必ず決めるべきこと

1. ブランドコンセプトを言語化する

ブランドの核となる言葉を1〜3語でまとめます。

例:ミニマル、モード、透明感、スポーティ、サステナブル

ブランドコンセプトはロゴのフォント・色・形に直接影響します。

2. ターゲット像を明確にする

年齢、性別、価格帯、ファッションテイストは重要な指標です。

例:20代後半・性別不問・1万円台中心・ミニマルモード

ターゲットが変わるとロゴのトーンも変わります。

3. ブランドトーンを決める

参考サイトでも「トーンの一貫性」がロゴ品質の重要ポイントとして挙げられています。

例:

ミニマル=細めフォント+余白

ストリート=太字・手書き風

ラグジュアリー=セリフ体・白黒基調

ナチュラル=柔らかい丸み・手書き系も可

4. 競合調査を行う

ジャンルごとにロゴの傾向が違うため、競合の共通構造を見ておくと方向性が明確になります。

アパレルロゴに必要な7つのデザイン要素

1. フォント(書体)

アパレルロゴの印象の70%を左右するほど重要です。参考サイトでも「フォント選びがブランドらしさの核心」として共通して書かれています。

ジャンル別の方向性は次の通りです。

・ミニマル系:サンセリフ体(細め・等幅・余白多め)

・ストリート系:太字・筆記体・力強いタイプ

・ラグジュアリー系:セリフ体・高級感のあるバランス

・ナチュラル系:丸みのあるフォント

・スポーツ系:角ばったサンセリフ体・スピード感

初心者はまず「1種類に絞る」ことが成功のコツです。複数フォントは世界観がブレやすいです。

2. 形状(ロゴタイプ/エンブレム/モノグラム)

アパレルでは形状選びによって使いやすさが大きく変わります。

ロゴタイプ(文字のみ)

・ミニマル系やラグジュアリー系によく使われる

・刺繍にも適している

・アパレルの定番形

エンブレム(囲み枠あり)

・ストリート、アウトドア系で多い

・ワッペンやプリントでも使いやすい

モノグラム(頭文字の組み合わせ)

・ハイブランドで多く使用

・布柄として展開しやすい

・初心者でも作りやすい

3. 配色(白黒ベースが基本)

アパレルロゴは白黒を基本にしたシンプル配色が最も安定します。

理由は以下の通り:

・刺繍の再現性が高い

・布の色と喧嘩しない

・パッケージ・ECサイトで扱いやすい

・長期的に使いやすい

参考サイトでも「まずは白黒で成立するロゴを作るのが基本」と明記されています。

4. シンボルの有無

シンボルがあると印象に残りやすい一方、刺繍が複雑になります。

初心者の場合は、文字ロゴ+シンプルなシンボルを組み合わせる程度に抑えると使いやすいです。

シンボルが向いているブランド

・動物や植物がテーマ

・ストーリーブランド

・キッズアパレル

シンボルを付けすぎると複雑になり、アパレル用途では使いにくくなる点に注意が必要です。

5. 余白と比率

服・タグ・ECアイコンなど多用途に使うため、ロゴの比率は非常に重要です。

特に押さえるべきポイントは以下の3つです。

・上下左右の余白を均等に

・左右に長すぎない(細長いロゴは刺繍しづらい)

・正方形に収まりやすい設計

参考サイトでも「ロゴは正方形ベースが最も応用しやすい」と紹介されています。

6. 多用途性(どこでも使えるデザイン)

アパレルでは次のような多用途展開が想定されます。

・刺繍(キャップ、Tシャツ、スウェット)

・プリント(Tシャツ)

・タグ(織ネーム)

・ピスネーム

・ショッピングバッグ

・ECサイト

・SNSアイコン

このため、用途を意識した次の条件が必須となります。

・線が細すぎない

・色が多すぎない

・小さくしても崩れない

・背景を変えても視認できる

7. 再現性(刺繍・単色・小サイズチェック)

アパレル特有の最重要ポイントが“再現性”。

参考サイトでも「ロゴはまず単色で成立するか確認する」と繰り返し強調されています。

チェック項目は以下です。

・16pxで潰れないか

・単色で再現可能か

・刺繍で線が途切れないか

・布地の凹凸に負けないか

・印刷時に見え方が変わらないか

再現性が低いロゴは絶対にアパレルでは使えません。

llustrator・Canva未経験者向け:ロゴ制作ステップ

ステップ1:文字を入力する

まずはブランド名や頭文字を入力して基礎となる形を作ります。

ステップ2:フォントを選ぶ

ジャンルに応じて1種類に絞ります。

例:

・ミニマル:細めサンセリフ

・ストリート:太字・手書き風

・ラグジュアリー:セリフ体

ステップ3:配色を白黒にする

まず白黒で成立するか確認します。

ステップ4:単色・刺繍用バージョンを作る

線を太くした版、余白を増やした版を作り、刺繍でも潰れない形にします。

ステップ5:小サイズテスト

32px〜16pxに縮小し視認性をチェックします。

ステップ6:ロゴバリエーション

・ロゴ単体

・ロゴ+ブランド名

・縦長

・正方形

アパレルは用途が多いため複数形を必ず用意します。

成功するアパレルロゴの特徴

成功するロゴには、次の共通点があります。

・ブランドの世界観を一言で説明できる

・10年使える普遍性がある

・小さくしても読める

・布でも紙でも進化しない

・色数を絞っている

・フォントに統一感がある

・ワンポイントにしても成立する

参考サイトでも「ロゴはファッション世界観の象徴」と強調されているため、世界観と言語化の一致が重要です。

ジャンル別ロゴ分析(初心者向け)

ミニマル系ブランド

共通点:細めサンセリフ/余白広め/白黒

例:A.P.C.、Acne、COS

特徴:長期的に使える普遍性が強い

ストリート系ブランド

共通点:太字/手書き風/勢いのある形

例:STUSSY、Supreme

特徴:個性の強さ・存在感が重要

ラグジュアリー系ブランド

共通点:セリフ体/黒基調/比率が整っている

例:CELINE、CHANEL、PRADA

特徴:重厚感と洗練を両立させる

初心者向けチェックリスト

・ブランドコンセプトを言語化した

・ターゲット像を決めた

・ジャンル(ミニマル/ストリート/ラグジュアリー)を決定

・フォントを1種類に絞った

・白黒で成立するロゴになっている

・線が細すぎないか確認

・16pxで視認できる

・刺繍版(太字版)を作った

・正方形に収まるバージョンを作った

・背景色を変えても読めるか確認した

FAQ(よくある質問)

Q1:Canvaだけでロゴを作っても大丈夫?

問題ありません。アパレルロゴはシンプルであるほど強いので、Canvaでも十分可能です。ただし最終的に刺繍やパッケージ展開するならIllustratorへの移行を前提にしましょう。

Q2:刺繍で潰れないロゴにするには?

線を太めにし、細かい装飾を避けます。輪郭が複雑なロゴは刺繍に不向きです。

Q3:フォントは無料でいい?

問題ありません。ただし商用可のフォントを必ず使ってください。

Q4:色は何色使えばいい?

基本は白黒。必要に応じてアクセントカラー1色だけ追加します。

Q5:商標登録は必要?

本格運用するなら検討したほうが安心です。似ているブランドがないかも事前にチェックしてください。

まとめ

アパレルロゴはただの“看板”ではなく、ブランドの世界観そのもの。

フォント・配色・比率・用途・再現性など、アパレル特有の7つのデザイン要素を押さえれば、初心者でもプロ品質のロゴが作れます。

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