ロゴにイラストを入れると、企業やブランドの「雰囲気」や「世界観」が格段に伝わりやすくなります。最近は、シンプルなデザインよりも「ストーリーや温度」を感じられるロゴの人気が高まり、イラスト入りロゴは飲食店・美容・教育・小規模ビジネスなどで特に選ばれています。
でも初めてロゴを作る人にとっては、イラストを入れるとプロっぽくなるのか、逆にごちゃごちゃしないか、どんな時に向いているのか、分からないことも多いと思います。
この記事では、初心者さんでも分かるように、イラスト入りロゴの特徴、入れるメリット、避けたいポイント、成功事例10選、そして、作り方のコツまで丁寧にまとめました。
Contents
- イラスト入りロゴとは?特徴と役割
- ロゴにイラストを入れるメリット
- イラスト入りロゴの注意点(NGになりやすいポイント)
- イラスト入りロゴが成功した事例10選
- 事例1:カフェ・飲食系|線画コーヒーロゴ(Freepik)
- 事例2:子ども・教育系|動物イラストロゴ(logomarket)
- 事例3:不動産・建築系|家のミニマル線画ロゴ(logomarket)
- 事例4:美容・リラク系|葉っぱ・花の線画ロゴ(logomarket)
- 事例5:ペット・動物系|シルエットロゴ(logomarket)
- 事例6:ベーカリー・個人店|レトロ調イラストロゴ(logomarket)
- 事例7:スタートアップ|抽象イラストロゴ(logomarket)
- 事例8:クラフト・職人系|道具モチーフロゴ(logomarket)
- 事例9:歯科医業|歯モチーフを用いたイラストロゴ(logomarket)
- 事例10:士業(法律・税務)|抽象シンボルを用いたロゴ(logomarket)
- イラスト入りロゴを上手に作るコツ(初心者向け)
- Canvaや無料ツールでイラスト入りロゴを作る方法(初心者向け)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:イラスト入りロゴは「伝わるロゴ」をつくる強力な手段
イラスト入りロゴとは?特徴と役割
イラスト入りロゴとは、企業名やサービス名に加えて、人物・動物・建物・植物・道具などを描いたイラスト要素を組み合わせたロゴのことです。視覚的に“どんな企業か”を数秒で伝えられるため、業種によっては文字ロゴ以上に強い効果を発揮します。
イラスト入りロゴの主な役割
- ブランドの世界観を視覚的に伝える
- 業種をひと目で説明できる
- 覚えてもらいやすくなる
- 個人店・小規模ビジネスの「温かさ」「ストーリー性」を強化
- 他社との差別化につながる
近年のトレンドとしては、親しみやすさ、温度感、ストーリーといった「感情に訴える」ロゴの需要が高まっています。
ロゴにイラストを入れるメリット
イラスト入りロゴには、初心者でも理解しやすい明確なメリットがあります。
1. 業種やサービス内容が伝わりやすい
例
コーヒー豆→カフェ
家のマーク→不動産・工務店
ハサミ→美容室・トリマー
文字では伝わりにくい情報を補い、ひと目で理解してもらえる効果があります。
2. 親しみやすさが出る
特に飲食、保育、教育、美容など “人に寄り添う業種” では、イラストの柔らかさが良い印象をつくります。
3. SNSとの相性がとても良い
丸型アイコンになった時に、文字ロゴだけよりも魅力が伝わります。
Instagram・X・LINE公式などで差別化しやすくなります。
4. 記憶に残りやすい
シンボルがあることで「思い出してもらえる」ロゴになります。
特に小規模飲食店や個人サロンは、このメリットが大きいです。
5. リブランディングにも使える
他記事の事例でも紹介されているように、企業の方向性が変わったタイミングで「象徴となるイラスト」が有効なケースが増えています。
イラスト入りロゴの注意点(NGになりやすいポイント)
メリットが大きい一方で、失敗しやすいポイントもあります。
1. 細かすぎるイラストはNG
スマホ画面や名刺で潰れてしまいます。
2. 色を使いすぎる
イラストは情報量が多くなるため、色数は1〜2色に絞ると安定します。
3. かわいさ重視になりすぎる
企業ロゴの場合、軽い印象になりすぎると目的とズレることがあります。
4. イラストだけが強く、文字が読めない
企業名よりイラストが目立ちすぎると、ブランド認知につながりません。
5. 無料素材の使い回しは避ける
他社と同じロゴになってしまうリスクがあります。商用利用できる素材かも要注意です。
イラスト入りロゴが成功した事例10選
ここでは、参考サイトの事例傾向を整理しつつ、初心者さんにもわかりやすい視点で「何が成功のポイントだったのか」をまとめました。
※企業名は一般的な例として記載し、理解しやすいよう業種別に整理しています。
事例1:カフェ・飲食系|線画コーヒーロゴ(Freepik)
特徴
・コーヒー豆を線画でシンプルに表現
・カフェ・コーヒーショップで定番の象徴
・1色構成なのでモノクロ運用も強い
成功理由
業種がひと目で伝わり、SNSでも潰れない万能ロゴ。
事例2:子ども・教育系|動物イラストロゴ(logomarket)
特徴
・丸いシルエットの動物アイコン
・保育園・ベビー用品・子ども教室に相性抜群
成功理由
フォルムがやわらかいため「安心感」が強い。
事例3:不動産・建築系|家のミニマル線画ロゴ(logomarket)
特徴
・最小限の線だけで家を表現
・工務店・不動産でよく使われる普遍的な構図
成功理由
余白が多く、視覚的な「整っている感」が強い。
事例4:美容・リラク系|葉っぱ・花の線画ロゴ(logomarket)
特徴
・細い線の葉っぱアイコン
・スパ・リラク・自然派ブランドに合う世界観
成功理由
曲線と余白のバランスが美しく“癒し”が伝わる。
事例5:ペット・動物系|シルエットロゴ(logomarket)
特徴
・犬のシルエット構成
・動物病院・トリマー・ペットホテルなどに強い
成功理由
「誰が見ても即わかる」シンプルな業種記号。
事例6:ベーカリー・個人店|レトロ調イラストロゴ(logomarket)
特徴
・小麦穂 × パンの象徴アイコン
・温かい雰囲気とレトロ感が魅力
成功理由
「手作り感」「地域密着感」が伝わる構成。
事例7:スタートアップ|抽象イラストロゴ(logomarket)
特徴
・矢印を抽象化したミニマルシンボル
・ブルー基調で信頼感が強い
成功理由
成長・スピードをイラストで象徴して成功。
事例8:クラフト・職人系|道具モチーフロゴ(logomarket)
特徴
・工具を組み合わせて家のシルエットを表現
・直線的で無駄のない構成
・モノクロでも成立するシンプルさ
成功ポイント
家と工具を一体化させることで、建築・リフォーム業であることと professional な印象を同時に伝えています。小さなサイズでも意味が崩れず、名刺やWeb、SNSでも使いやすい構造です。
事例9:歯科医業|歯モチーフを用いたイラストロゴ(logomarket)
特徴
・歯のシルエットをシンプルな線画で表現
・角を抑えたやさしいフォルム
・清潔感のあるミニマルデザイン
成功ポイント
歯科に対する不安感をやわらげ、安心感・親しみやすさを自然に伝えています。小さな表示サイズでも業種が直感的に伝わりやすく、看板やWeb、名刺にも使いやすいロゴです。
事例10:士業(法律・税務)|抽象シンボルを用いたロゴ(logomarket)
特徴
・本や盾、バランスを連想させる抽象イラスト
・直線を基調とした安定感のある構成
・モノクロにも強い設計
成功ポイント
士業に求められる信頼性や専門性を、
過度な装飾に頼らず視覚的に表現しています。
流行に左右されにくく、長く使えるロゴとして完成度の高い事例です。
イラスト入りロゴを上手に作るコツ(初心者向け)
1. 一筆書きのようにシンプルにする
複雑だと失敗しやすいため、線画やシルエットが成功しやすいです。
2. 色数を絞る
企業ロゴの場合、1〜2色が基本です。
3. モノクロにしても成立するか確認
名刺・請求書などで必要になります。
4. イラストの線の太さを揃える
統一感が出て、プロ感のある仕上がりになります。
5. イラストが主役になりすぎないよう調整
企業名・サービス名が読めることが最優先です。
Canvaや無料ツールでイラスト入りロゴを作る方法(初心者向け)
- テンプレートを選ぶ
- シンプルなイラスト素材を選ぶ(線画がおすすめ)
- 色を1〜2色に絞る
- フォントを企業の雰囲気に合わせる
- スマホサイズで確認する
- 背景透過で保存する
Canvaならテンプレートの「イラスト ロゴ」「手描き ロゴ」「線画 ロゴ」が特に相性が良いです。
よくある質問(FAQ)
Q. イラスト入りロゴは企業ロゴとして使っても問題ありませんか?
問題ありません。ただし複雑すぎると印刷や小サイズで崩れるため注意が必要です。
Q. 無料素材のイラストを使っても大丈夫ですか?
商用利用OKの素材なら可能ですが、他社と被るリスクがあります。できればオリジナル線画に調整した方が安心です。
Q. イラスト入りロゴはかわいくなりすぎませんか?
線の太さ・色・配置を調整すれば、落ち着いた企業向けロゴも作れます。
Q. イラスト入りロゴはAIで作っても大丈夫?
AIロゴは便利ですが著作権が曖昧な場合があり、商標登録は避けた方が安心です。
まとめ:イラスト入りロゴは「伝わるロゴ」をつくる強力な手段
イラスト入りロゴは、企業やお店の世界観をやさしく・直感的に伝えられる「強いロゴの形」です。
特に小規模事業・美容・飲食・教育など、人と関わる業種では効果が大きいです。
ただし、複雑にしすぎない 、色を絞る、文字より主張しすぎないという基本を守ることで、長く使えるロゴになります。あなたのブランドらしさを伝えるために、ぜひイラスト入りロゴという選択肢を検討してみてください。

















