ロゴマークラボ | ロゴを制作する上で知っておくと役立つ情報を発信!

AIロゴとプロデザイナーの違いは?メリット・デメリットを比較

Contents

初心者でも後悔しない選び方と、失敗しない進め方ガイド

ロゴを作るとき、最初に迷うのが「AIでサクッと作るか」「プロデザイナーに頼むか」です。結論から言うと、AIロゴはスピードと低コストが強みで、プロデザイナーは戦略・独自性・運用設計が強みです。どちらが上という話ではなく、あなたの目的とリスク許容度で最適解が変わります。

この記事では、IllustratorもCanvaも触ったことがない初心者の方向けに、AIロゴとプロデザイナーの違いを、実務で困らない観点で分かりやすく整理します。比較表、判断フロー、チェックリスト、FAQ、まとめまで、この記事だけで選べるように作っています。

先に結論:あなたはどっち向き?

AIロゴが向くケース

AIロゴは、短時間でそれっぽい案を出してくれるので、動き出しがとても速いです。次のような状況ならAIが向きます。

  • 今日〜数日でロゴが必要(SNS開設、LP公開、テスト販売など)
  • 予算をできるだけ抑えたい
  • ロゴの方向性がまだ固まっておらず、まずは案を大量に見たい
  • 多少テンプレ感が出ても、まず動くことを優先したい

プロデザイナーが向くケース

ロゴを「会社や店舗の顔」として長く使うなら、プロ側の強みが効いてきます。次に当てはまるほど、プロが向きます。

  • 店舗や会社の本ロゴとして、数年単位で使いたい
  • 競合と被りたくない、独自性を強く出したい
  • 名刺、看板、Web、SNS、印刷まで運用を整えたい
  • 商標や権利の不安を減らしたい(調査や相談も含めたい)

初心者の最適解としておすすめしやすいのは、ハイブリッドです。AIで方向性とたたき台を作り、仕上げをプロに任せる(または自分で整える)方法です。費用と品質のバランスが取りやすく、失敗しにくい進め方です。

そもそもAIロゴは何ができて、何が苦手なの?

AIロゴは、ざっくり言うと「質問に答える」「好みを選ぶ」「キーワードを入れる」だけで、複数のロゴ案を自動生成します。初心者にとってのメリットは、デザイン知識がなくても、とにかく形にできることです。案が大量に出るので、好みの方向性が見えるのも強いです。

一方で、AIロゴの多くはテンプレートや要素(フォント、アイコン、配置)の組み合わせで作られることが多く、似た雰囲気になりやすい弱点があります。さらに「印刷で使えるデータ形式」「商用利用や権利の確認」といった実務面で詰まりやすいのが現実です。

プロデザイナーは、見た目を整えるだけではなく、なぜその形・色・書体にするのかという理由を、ターゲットや競合、媒体展開から逆算して設計します。つまり、ロゴの完成度よりも「長期運用で勝つ」ための設計が強いです。

比較表:AIロゴ vs プロデザイナー(メリット・デメリット)

まず全体像を一気に掴めるように、要点だけ比較表にします。

比較項目AIロゴプロデザイナー
速度早い(即日〜数時間も可能)ヒアリング〜提案〜修正で日数がかかりやすい
コスト低い(無料〜低額プランが多い)幅があるが数万円〜になりやすい
独自性低〜中(似た雰囲気になりやすい)高(競合や文脈に合わせて設計できる)
ブランディング設計弱い(入力情報の範囲内になりがち)強い(狙いを言語化して形にできる)
修正対応ツールの範囲で可能だが限界あり理由付きで改善し、媒体ごとに調整できる
印刷や拡大への強さ出力形式や解像度がツール依存ベクターデータや展開データまで揃えやすい
権利・リスク規約確認が必須、商標・著作権で不安が残りやすい契約と制作過程が明確で、リスクを潰しやすい

この表を一言で言うと、AIは速いが守りが弱い、プロは遅いが強く長持ちしやすい、です。

AIロゴのメリットを深掘り:初心者が得するポイント

スピードで動ける

開業、SNS運用、LP公開など、立ち上げ期は「とにかく早く出す」ことが価値になることがあります。AIロゴはそこに強いです。仮ロゴでも見た目が整うだけで、告知や発信のしやすさが上がります。

案出しの量が出る

初心者がつまずくのは、自分の好みや方向性が言語化できていないことです。AIで大量に出して、好き・嫌いを早く見つけるのは賢い使い方です。

低予算でも最低限は作れる

無料〜低額で始められるので、「まず売れるか試したい」「仮でいいから必要」という段階では十分役立ちます。ここで止まらず進めること自体が大きいです。

AIロゴのデメリットを深掘り:初心者が詰まる落とし穴

似たロゴになりやすい

テンプレ要素の組み合わせ中心だと、どうしても既視感が出ます。SNSで見たことある雰囲気になって、差別化が弱くなることがあります。特に同業が多い業界ほど、見た目の似通いは致命傷になりやすいです。

印刷で困る(ボケる・色が変わる・配置が崩れる)

画面で見て綺麗でも、名刺や看板で必要なデータ(高解像度PNGやSVGなど)が出せない、出せても有料、ということが起きます。ロゴは小さくなったり大きくなったりするので、データ形式は軽視できません。

権利・商標の不安が残りやすい

AIで作ったロゴが、他社のロゴや登録商標と似てしまう可能性はゼロではありません。ロゴを本格運用するなら、最低限「似た名前・似た業種・似た見た目がないか」を軽く調べる意識は持っておくと安全です。特に将来、商標登録や商品パッケージ展開を考える場合は、早い段階で確認した方が後戻りコストが減ります。

ブランディングの理由が薄い

AI案は「それっぽい」けれど、なぜそれなのかの理由が弱いことがあります。ブランドの説明が必要な場面(提案書、採用、加盟店募集など)で「語れるロゴ」かどうかは、後から効いてきます。

プロデザイナーのメリット:なぜ価値が出るのか

目的から逆算して設計できる

プロは、ターゲット、強み、競合、使う媒体を踏まえて、ロゴに必要な条件を整理します。結果として、見た目が整うだけではなく、使って成果が出やすい方向に寄せられます。

運用まで含めて「使えるロゴ」に仕上がる

ロゴは作って終わりではなく、使い続けるものです。SNSアイコン、Webヘッダー、名刺、封筒、看板など、媒体によって最適な形が変わります。プロはその展開を見越して設計しやすいです。

独自性と再現性の両立がしやすい

ロゴは、小さくしても読める、白黒でも成立する、印刷しても崩れない、といった条件を満たす必要があります。経験があるほど事故を避けやすく、結果として「長持ち」しやすいです。

権利やトラブルの回避設計がしやすい

商標や権利は最終的に依頼者側の確認も必要ですが、プロは「何を確認すべきか」「どう運用すべきか」を制作プロセスに織り込みやすいです。長期運用の安心感につながります。

失敗しない選び方:初心者向けの決定フロー

ここからは、迷いを止めるための手順です。上から順にやってください。

1)ロゴの用途を3つ書き出します

例:SNSアイコン、Webヘッダー、名刺
印刷が1つでも入るなら、AIロゴでも出力形式と解像度は必ず確認した方が良いです。

2)ロゴの寿命を決めます

仮ロゴ(1〜3か月)ならAIで十分なことが多いです。
本ロゴ(1年以上)ならプロ、またはAI+プロ仕上げが安全です。

3)リスク許容度を決めます

被ってもOK、まず進めたい → AI寄り
被りたくない、守りたい → プロ寄り(事前確認も含める)

4)迷うならハイブリッドにします

AIでたたき台を作る → 方向性が固まる → 仕上げをプロへ
この順番は、初心者のコスパが良いです。

初心者向け:AIロゴで作っても後悔しにくい安全手順 6ステップ

AIで行くと決めた人向けに、失敗を減らす現実的な手順です。

ステップ1:仮ロゴとして割り切って作ります

最初から完璧を狙うほど止まります。まず出すことが大事です。

ステップ2:1色で成立する形にします

黒1色でも成立する形は強いです。色は後から足せます。

ステップ3:文字の読みやすさを最優先にします

AI案は雰囲気は出ますが、文字の読みやすさが甘いことがあります。スマホで小さくして読めるか確認します。

ステップ4:似た案が出たら、要素を1つだけ大きく変えます

フォント、文字間隔、シンボル、比率のうち1つだけを大胆に変えると、テンプレ感が薄まります。盛るより整えるが安全です。

ステップ5:商用利用条件を確認します

ツールの利用規約やプラン条件で、商用利用や素材の扱いが変わることがあります。最低限ここは確認してから使います。

ステップ6:先行チェックを軽くやります

本格的な判断は専門家領域ですが、初心者でも「同業で同じ名前っぽいもの」「似たロゴっぽいもの」がないかを検索するだけでも事故が減ります。将来、商標登録を考えるなら、早めに意識しておくと安心です。

プロに頼む場合:初心者が用意すべきもの

プロ依頼は、準備が大変そうに見えますが、実は最低限で大丈夫です。次の4つだけあれば話が進みます。

  • 事業内容(誰に、何を、どう提供するか)
  • ロゴを使う場所(SNS、Web、名刺、看板など)
  • 好きな雰囲気の参考画像3枚(スクショでOK)
  • 避けたい印象(例:子どもっぽい、安っぽい、尖りすぎ など)

これがあると、ヒアリングがスムーズで、修正も減ります。

FAQ

Q1. AIで作ったロゴは商用利用できますか?

可能な場合も多いですが、ツールの利用規約とプラン条件次第です。無料で作れても、商用利用や高解像度ダウンロードが有料条件になっていることがあります。作り始める前に確認すると安全です。

Q2. AIロゴは著作権や権利の面で大丈夫ですか?

ツールや生成物の扱いはケースにより違います。特に本格運用するなら、利用規約の確認と、似たロゴや商標がないかの軽いチェックをおすすめします。不安が強い場合はプロや専門家に相談するのが安心です。

Q3. どれくらいの予算からプロに頼むべきですか?

本ロゴとして数年使うなら、数万円からでも検討する価値はあります。逆に、仮ロゴや検証段階ならAIで十分な場面も多いです。重要なのは金額より「ロゴの寿命」と「失敗したときのダメージ」です。

Q4. AIで作ったロゴを、あとからプロに直してもらえますか?

できます。むしろ初心者にはこの流れが現実的です。AIで方向性を固めてから依頼すると、ヒアリングが短くなり、手戻りが減りやすいです。

Q5. 初心者が一番やりがちな失敗は何ですか?

よくあるのは、画面で見てOKなのに印刷でボケる、商用利用条件を見落とす、似た雰囲気で埋もれる、の3つです。この記事の「安全手順6ステップ」を先にやると事故が減ります。

まとめ

AIロゴとプロデザイナーの違いは、単純に「安い・高い」ではありません。AIはスピードと低コストで動き出しに強く、仮ロゴや案出しには最適です。一方で、似た雰囲気になりやすいこと、印刷データや権利面で詰まりやすいことが弱点になります。

プロデザイナーは、ターゲットや競合、媒体展開まで含めて設計できるため、本ロゴとして長期運用するほど価値が出やすいです。迷う場合は、AIでたたき台を作って方向性を固め、プロで仕上げるハイブリッドが、初心者にとって失敗しにくい現実解です。

著者写真

sakuma

監修

株式会社シンプルワークス/デザイナー

入社10年。Webデザイン/SEO/ロゴデザインを中心に、制作から運用改善まで横断対応。成果につながる“使われるデザイン”を追求しています。

ページTOPへ戻る