(画像引用元:なんば経済新聞)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は大阪ミナミに新しいロゴマークが誕生したというニュースをご紹介します。
2015年に開催が予定されている「大阪ミナミ400年祭」。
このイベントは、1612年に堀川の開削が開始され、1615年に完成した道頓堀が、2015年に開掘400年を迎えることを記念して行われるもの。
誕生祭という側面もあるようですが、道頓堀が新たに迎える400年のまちづくりを創造する、最初の一年にしたいという想いもあるようです。
大阪ミナミにとって大切なこの祭りのロゴマークの発表が、2014年11月15日、スイスホテル南海大阪で行われました。
ロゴマークは公募されており、同年10月29日まで募集を行っていました。
選ばれたのはクリオカイチロウさんのロゴマークで、白の背景に6色の帯で道頓堀と御堂筋を表現したロゴマークとなっています。
シンプルな配色ながら、かっこよさも感じるデザインで、街で見かけると思わず目を引いてしまいますね。
クリオカイチロウさんいわく、見てすぐに分かるもの、そして大阪ミナミの個性を示すために、国旗のようなデザインを心がけたとのこと。
大阪ミナミといえば、他の地域にはない独自の文化を持つ地域として知られています。
パワフルな面もあれば、落ち着いた面もある、大阪ミナミのイベントらしいロゴマークといえるのではないでしょうか。
他にも優秀賞が2点、そして特別賞が5点発表され、いずれも大阪ミナミの良さが見えるロゴマークとなっていました。
ロゴマークについては『大阪ミナミ400年祭のロゴマーク決定-「独立国ミナミの旗印に」』で紹介されていますので、気になる方は是非チェックしてみては。
ちなみに、みなさんはなぜ「道頓堀」という名前がついたのか、ご存じですか?
Wikipediaによると、もともと道頓堀開削を命じられていた安井道頓という人物の名前にちなんだものだそうです。ただ、安井道頓自身は大阪の陣で戦死してしまったため、実際は従弟たちがその意志を引き継いで、完成にこぎつけたとのこと。
当時、大坂城主であった松平忠明が、道頓の功績などを鑑みた上で、彼への追悼という意味で「道頓堀」と名づけたそうです。
今や全国区になった、大阪ミナミの名所・道頓堀。道頓氏もきっと天国でロゴマークに満足しているのではないでしょうか。
※参考記事
大阪ミナミ400年祭のロゴマーク決定-「独立国ミナミの旗印に」(なんば経済新聞)
道頓堀(Wikipedia)