画像引用元:Chatwork
ロゴマークは、企業の思いがギュッと詰まった旗印。ブランドイメージを確立し、人々への認知を拡大するのにとても役立ちます。そんな企業の顔ともいえるロゴマークですが、人々を惹きつけるロゴマークにはそれなりの理由があります。
魅力的なロゴマークとはいったい何なのか、過去の制作例を学び、そのポイントを押さえておきましょう。
今回はChatworkのロゴマークについてご紹介します!
Chatworkのロゴマークの歴史
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットツールです。もともとはIT活用術のコンサルティングをする「EC studio」という会社でしたが、それらの事業をChatworkだけに絞り、2012年には社名を現在のChatWorkに変更しました。
そんなChatWorkは、2018年6月に新社長が就任。「働くをもっと楽しく、創造的に」を新たなコーポレートミッションとして掲げる中で、それを表現するためにロゴマークのリニューアルに踏み切りました。
画像引用元:Chatwork
ロゴ作成の参考にしたいポイント
リニューアルされたロゴの注目ポイントは、「楽しさ」や「創造性」の表現です。
4つのチャットバブル(吹き出し)は会社のモチーフとして残しつつも、カラーや配置、文字の間隔を調整してコーポレートミッションを表現しています。
新しいカラーは以前のものより鮮やかで、ロゴに躍動感が出ています。活き活きとしたチャットバブルの集まりからは、チームメンバーが積極的に意見を出し合っている様子が連想できます。チャットバブルがチームで協力している様子を表すのは旧ロゴと同じながらも、その様子がよりイメージしやすくなったのではないでしょうか。
また、旧ロゴのチャットバブルは真ん中にギュッと固まっているので、圧迫感がありました。新ロゴでは一つ一つのチャットバブルに余白を取り、外への広がりが感じられるように調整されています。筆者はチャットバブルの配置から、活発なコミュニケーションを通じて創造的なアイデアが飛び出す風景を想像しました。
タイポグラフィに込められた思い
楽しさや創造性はタイポグラフィによっても表現されています。
まず注目したいのが、文字の形状です。全体的に丸みのあるデザインに仕上がっています。丸は親しみやすさや柔らかさをイメージさせる形状で、楽しく相互にコミュニケーションが取りやすい場を提供したいとの思いが表現されています。
バラツキのあった文字の間隔を調整していることも、新ロゴのポイントです。文字の詰まりがなくなって視認性がアップしただけでなく、圧迫された印象が減ったことで自由で創造的な雰囲気が出たように感じられます。
画像引用元:Chatwork
Chatworkの新ロゴは、旧ロゴの特徴を引き継ぎながらも、社長の交代を機に生まれた新しいコーポレートミッションを上手に表現した優れたロゴだといえるでしょう。
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