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AIでロゴを作る方法(初心者向け完全ガイド)

今やAIは文章や画像だけでなく、ブランドやお店の顔となる「ロゴ」まで自動で作れる時代です。
しかし「どうやってAIに指示を出せばいいの?」「作った後はどう編集するの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、AIでロゴを作りたい初心者が、このページだけで手順・コツ・注意点を理解できるように、わかりやすく解説します。

ステップ1 :ツールを選ぶ

ツールタイプ特徴おすすめ例初心者向け度
テンプレ型用意されたデザインを元に編集できるCanvaWix Logo Maker
生成型プロンプトからゼロベースで生成DALL-E 3Midjourney
ハイブリッド型AI生成とテンプレ編集の両方可能Logo DiffusionLooka

ツール選びのポイント

  • テンプレ型:ドラッグ&ドロップで簡単。文字や色の変更がしやすい。
  • 生成型:プロンプト次第で自由度が高い。唯一無二のデザインを作りたい人向け。
  • ハイブリッド型:AI生成+編集機能が1つにまとまっている。

初心者には、テンプレ型 or ハイブリッド型が扱いやすくおすすめです。

ステップ2: AIに伝えるプロンプトを作る

AAIは与えられた「プロンプト」に従ってロゴを作ります。
曖昧な指示よりも、具体的で詳細な指示を出す方が意図に沿った結果になりやすいですため、イメージを具体的に言語化することがポイントになります。

プロンプトに含めるべき項目

  1. 形状やレイアウト(例:円形、楕円、横長、アイコン+文字の組み合わせなど)
  2. 色や配色(例:青と白、ゴールドと黒)
  3. モチーフやシンボル(例:波、葉っぱ、動物)
  4. 文字情報(ブランド名、フォントの雰囲気、丸みのある、シャープな、手書き風など)
  5. 雰囲気やテイスト(例:高級感、やさしい)
  6. 背景や解像度などの出力条件や制約を指定(例:単色でマットな質感など)
  7. 避けたい要素(例:赤色は使わない)

実際のプロンプト例

高級感のあるカフェロゴ(DALL-E 3)

  • 黒とゴールドを基調にした円形ロゴ。
  • 中央に王冠のシンボル。
  • 下部に「Royal Cafe」をゴシック体で配置。
  • 背景は透明、高級感と落ち着きを演出。

やさしい雰囲気の教室ロゴ(Canva)

笑顔 ロゴ カラフル 丸み かわいい
※テンプレートから選び、色と文字を変更して完成させます。

ステップ3:編集・調整で完成度を高める

生成したロゴをそのまま使うより、細部を調整すると完成度が上がります。

  • 色調整:ブランドカラーに合わせる
  • 文字間隔(カーニング):読みやすく、見やすく整える
  • 配置バランス:中央寄せ、余白を整える
  • 不要要素の削除:複雑すぎる装飾は削る
  • 高解像度書き出し:印刷用はPDFやSVG、Web用はPNG透過、印刷や拡大にも耐えるよう考慮する

ステップ4:完成データの書き出し

Web用:PNG(背景透過)

印刷用:PDFまたはSVG(ベクターデータ)

SNS用:JPG(軽量・高速表示)

ステップ5:商用利用と権利の確認

  • ツールの利用規約(Canva、Wixなど)
  • 商用利用可か必ず確認(無料ツールでも制限がある場合あり)
  • 商標登録する場合は他のデザインとの差別化
  • 既存ロゴや商標との類似を避ける

参考:特許庁 商標制度

よくある質問(FAQ)

Q. 無料ツールでも十分?
A. SNSやWeb用途なら無料でOK。商用や高解像度は有料版がおすすめです。

Q. AIの出力は完全オリジナル?
A. 必ずしも唯一ではありません。編集で独自性を高めましょう。

Q. 日本語プロンプトでも使える?
A. 可能ですが、英語の方が安定する場合もあります。

Q. 背景透過はできる?
A. 多くのツールでPNG透過が可能です。

Q. 商標登録は可能?
A. 編集や独自性の追加が必要な場合が多いです。

まとめ

AIによるロゴ作成は、従来のデザイン知識や高価なソフトがなくても、初心者が手軽にブランドの顔を生み出せる強力な手段です。
大切なのは、単にAIに任せるのではなく、ツールを選び、具体的なプロンプトで指示し、生成後に自分で調整することです。これによって、他の人と差別化でき、ブランドらしさがしっかり伝わるロゴになります。

特に初心者は、まずテンプレ型ツールで感覚をつかみ、慣れてきたら生成型に挑戦するとスムーズです。また、商用利用や商標登録を視野に入れる場合は、独自性を意識し、権利面の確認を忘れないことが重要です。

つまり、AIは「デザインを代わりにやってくれる魔法の箱」ではなく、あなたのアイデアを形にしてくれるパートナーです。この記事の流れを参考に、あなたのイメージをAIに伝え、思い描いたロゴを実現してください。

著者写真

sakuma

監修

株式会社シンプルワークス/デザイナー

入社10年。Webデザイン/SEO/ロゴデザインを中心に、制作から運用改善まで横断対応。成果につながる“使われるデザイン”を追求しています。

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