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AIロゴ完全攻略:ブランドをブレさせないスタイルガイド作成マニュアル

結論:ロゴは“作った瞬間より、使われる瞬間”のほうが重要

AIロゴを作り、整え、展開してきたブランドは、ここで最終仕上げ。ブランドガイドライン(スタイルガイド)は、デザインを誰が触ってもブレなくなる“公式ルールブック”。

初心者でもプロのように見せられる完全テンプレにまとめました。これをそのままコピペして、あなたのブランドに置き換えて使ってください。

ブランド概要(Brand Overview)

ブランド名

○○(アプリ名/サービス名)

ブランドの目的

誰が、どんな課題を、どう解決するサービスなのか。

例:「家計管理をラクにするための、初心者向け家計簿アプリ」

ブランドの価値(Value)

例:シンプル、安心、親しみ、継続しやすい(※ロゴの方向性や配色と必ず整合性を取る)

ロゴガイド(Logo Guide)

ロゴの基本形

・メインロゴ(横長/縦長)

・アプリアイコン(正方形)

・シンボル単体(マークのみ)

用途別に3種類は必ず用意する。

  • SNS → 正方形
  • Web → 横長
  • 印刷物 → 高解像度PNG or SVG

余白ルール(Clear Space)

ロゴの周囲にはロゴの1/3サイズ以上の余白を取る。

他の要素とくっつけない。

例:[□□□□ ロゴ □□□□]

サイズ最小値

視認性を保つため、以下を下回らないこと。

  • Web:幅120px
  • SNSアイコン:500×500
  • アプリアイコン:1024×1024(正方形)

色のガイド(Color System)

AIロゴの色は、ブランド世界観の中核。

以下のように「メイン・サブ・アクセント」を必ず定義。

メインカラー

例:HEX:#37A6FF

用途:背景・CTAボタン・見出し

サブカラー

例:HEX:#FFFFFF

用途:本文・ロゴ内の白要素

アクセントカラー

例:HEX:#FFC861

用途:強調したい要素・リンクカラー

フォントガイド(Typography)

見出し(Heading)

フォント名:Montserrat / Bebas Neue

使用場所:H1〜H3、LPの強調箇所

太さ:Bold

本文(Body)

フォント名:Noto Sans JP / Lato

使用場所:記事・説明欄・CTA下部テキスト

太さ:Regular

文字間隔/行間

・文字間(Tracking):+1〜+4

・行間:140%前後

→ これだけでデザインがプロ品質に近づく

レイアウト・構図ルール(Layout & Composition)

ロゴ配置

・Web:左上

・SNS投稿:左上(固定)

・アプリ:中央 or 左上

角丸の統一

角丸があるロゴの場合:

・投稿テンプレ:角丸20〜30%

・バナー/OGP:角丸をロゴと合わせる

影の使い方

・影はNG(ロゴを濁らせる)

・必要な場合は 0px/0px/8px のごく薄い影のみ

使用例(Do & Don’t)

Do(正しい使用例)

  • ロゴの周りに十分な余白
  • SNS投稿は必ずブランドカラーで構成
  • アプリ内UIのボタン色とロゴアクセントを揃える
  • 画像・背景は同系色で統一

Don’t(禁止事項)

  • ロゴの色変更
  • ロゴの変形・ストレッチ
  • 背景とロゴが同じ色で見えなくなる配置
  • シャドウ・輪郭線の追加
  • SNSごとに違う色やフォントを使うこと

SNS・アプリ・Webでの実用ルール

SNSアイコン

  • 正方形版ロゴを使用(余白あり)
  • 背景色=メインカラー or 白
  • 小さくしても読めるか確認

投稿テンプレ(Canva)

推奨構成:

背景:メインカラー
左上:小さくロゴ
中央:タイトル(10〜14字)
下部:説明文2〜3行

アプリUI

  • ホーム画面のボタン色=ロゴアクセントカラー
  • アイコン角丸率=投稿画像と共通
  • テキストはNoto Sans JP or Lato

Web(LP・ブログ)

  • ファビコン:ロゴのシンボル単体
  • OGP:ロゴ大+メインカラー背景
  • CTAボタン:アクセントカラー
  • 余白:上下80px+ロゴ比率に合わせて

テンプレート:ブランドガイドラインPDFの構成

CanvaでPDF化する場合、この目次が最適

  1. ブランド概要
  2. ロゴ使用ルール
  3. 色・フォント設定
  4. レイアウト(余白・角丸)
  5. SNS仕様(投稿テンプレ/アイコン)
  6. Web仕様(OGP/ファビコン)
  7. アプリUI仕様
  8. 禁止事項
  9. ダウンロード素材一覧

AI×人が作るブランド運用の未来

AIは:

  • ロゴ案生成
  • 配色提案
  • 投稿テンプレの量産
  • 写真素材の生成

人は:

  • 世界観の決定
  • 色や比率の判断
  • 禁止事項の決定
  • ブランドの方向性作り

この2つを統合すると、

小さく始めて、大きく育つブランド」が作れる。

まとめ:ガイドラインは“ブランドの骨格”

AIロゴは、作って終わりではなく、

全ての媒体で“同じ物語”を伝えるための設計書が必要。

それがガイドライン。

今日からあなたのブランドは、

プロのように一貫性のある世界観を持つデザインに進化します。

著者写真

sakuma

監修

株式会社シンプルワークス/デザイナー

入社10年。Webデザイン/SEO/ロゴデザインを中心に、制作から運用改善まで横断対応。成果につながる“使われるデザイン”を追求しています。

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