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日本蘚苔類学会のロゴマークに秘められた思いと参考になるポイントは?

日本蘚苔類学会のロゴマークに秘められた思いと参考になるポイントは?

画像引用元:日本蘚苔類学会

ロゴマークラボでは、各業界で活躍されている会社や団体のロゴマークを紹介し、ロゴ作成のポイントを解説しています。

今回は、コケ類を研究する人々が集う日本蘚苔類学会(にほんせんたいるいがっかい)のロゴマーク紹介します。このロゴマークは、学会を広くアピールするために、学会員からの募集で決定したロゴです。

※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。

日本蘚苔類学会とは?

日本蘚苔類学会とは、「蘚苔類学の進歩と普及、会員相互の親睦と情報交換」を目的に1972年に設立された学会です。専門の研究家から学生を含むアマチュアまで、全国500名以上の「コケ愛好家」のみなさんが入会してます。

学会誌の発行や、学会大会、野外観察会などを開催しており、日本の貴重なコケの森を守る活動も行っています。

新ロゴマーク募集の経緯

2022年で創立50年になることから、記念事業の一環として、新しいロゴマークを募集しました。ジュニア会員を含む会員から募集され、選ばれたのは工業大学のデザイン学科在籍の学生の作品でした。


画像引用元:日本蘚苔類学会

応募規定は以下のようなものです。

・「蘚苔類をイメージでき、本学会が発信するにふさわしい象徴的なデザイン」を作成する
・学会の名称を入れる
・収まりやすい正方形でデザインする
・カラーとモノクロの2パターンを用意する

ロゴ作成の参考にしたいポイント

参考にしたいポイントは、モチーフに何を使うのかということです。このロゴでは、学会の会員なら必ず持っているルーペをメインのモチーフにしています。ルーペでコケを観察する体験を表したそうです。コケではなくて、ルーペに注目し、そのルーペのレンズの中にコケを入れたロゴ。意外性とともに斬新なイメージを感じさせます。

落ち着いた緑で表現されたコケは、かわいらしく、ルーペの青色とよく馴染んでいます。学会名を入れることは応募規定で決まっており、表記は日本語でも英語でもどちらでもよいとされていました。作者はあえて英語で表記し、世界に発信していくことを願ったそうです。

おわりに

ロゴマークを一般の方からの募集で決めることは、その企業や団体が注目されるきっかけになります。会員みんなで運営していく団体の場合、そういったロゴは愛着がわき、みんなに愛されるロゴになるのではないでしょうか。

あなたのお店や企業・チームのロゴマークを紹介させてください!

皆さんの会社やチームのロゴマークには、どんなストーリーがありますか?作成ポイントと合わせて、ぜひロゴマークラボへお寄せください!

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投稿方法

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・ロゴマークを使用している会社・チーム名
・ロゴマークに込めた思い
・作成の際に苦労した点、工夫した点

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