1.はじめに
2015年5月、かねてから建設が進められてきた、マンションと庁舎の複合施設「としまエコミューゼタウン」がいよいよ開業となります。この超高層ビルの建設コンセプトの一つに掲げられていたのが自然との共存でした。
としまエコミューゼタウンのように、環境との共存を掲げる建築物は決して珍しくありません。2015年4月には茅ヶ崎市役所新庁舎整備事業が環境事業として認定されるなど、環境に配慮したさまざまな取り組みがなされています。
国外に目を向けてみると、イギリスでは環境権保護のために、環境破壊を表す「エコサイド(『エコ』と『ジェノサイド(大量虐殺)』を合わせた言葉)」という罪を国連法に盛り込もうという動きが起こっています。また、大変下世話な話ではありますが、米国では高所得者ほど環境保護に対する意識が高いというデータもあり、多角的に見ても企業と環境は切っても切り離せない関係にあると言えます。
今後もますます環境に対する企業の取り組みが問われる中、どのように環境への取り組みを外部へアピールするかは、企業にとって重要な問題の一つとなりそうです。そこで今回は、環境にやさしい企業をアピールするためのロゴマーク作成のコツを、さまざまな環境(エコ)関連ロゴを見ながら考えてみましょう。
Point:環境にやさしい企業をうまくアピー理するための
2.環境にやさしい定番ロゴマークと言えば
環境への配慮を表すロゴマークの定番といえば、やはり葉をモチーフにしたもの。例えばLIONが掲げる環境ロゴは、葉のイラストがモチーフになっています。
(画像引用元:LION)
これは2020年に向けた持続可能な環境への取り組みの一つとして、LIONが独自に定めた環境基準を満たした製品に付けられるロゴマークです。
また、三菱地所では環境意識工場の一環として、以下のスローガンとロゴマークを掲げていますが、こちらにも葉(ふたば)のイラストがあしらわれています。
(画像引用元:三菱地所)
また南海電鉄でも、環境推進のためのロゴマークとして葉をモチーフにしたロゴマークが掲げられており、環境に関するロゴマークには、もっぱら葉がモチーフとして使われていることがわかります。
(画像引用元:なんば経済新聞)
環境に関するマークといえば、さまざまなものが思い浮かびますが、その定番と言えるのは葉をモチーフにしたものと言えそうです。
Point:環境への配慮を表すロゴマークの定番は葉をモチーフにしたもの
3.他にもある!環境に関するロゴマーク
環境への取り組みを表すロゴマークは、もちろん葉をモチーフにしたものだけではありません。
例えば環境省のロゴマークのように、山や自然、水面をモチーフにしたロゴマークもその一つだと言えます。
(画像引用元:環境省)
また、企業によってはリサイクル品回収施設のピクトグラムのように、循環を示すロゴマークも有効だと言えそうです。
(画像引用元:ピクトグラム検索)
ちなみにロゴマーケットでは、環境をテーマにしたロゴマークも多数扱っていますので、こちらもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Point:山や水、循環を表すロゴマークも、環境に優しい企業をアピールするのにおすすめのロゴマーク
環境への取り組みは企業によってさまざま。各々の取り組みをうまく表したロゴマークを採用し、ぜひ企業活動を社外に上手くPRしてくださいね。
※参考サイト
環境の大量破壊「エコサイド」が国際法で裁かれる日――下田屋毅の欧州CSR最前線(24)(alterna)
豊島区新潮社レポート vol.3
新庁舎が環境事業に認証(タウンニュース)
4.まとめ
■企業と環境保全はもはや切っても切り離せない関係にある ■環境に配慮したロゴマークの定番は「葉」 ■他にも山や水、循環を表すロゴマークもある。 ■いずれもカラーは緑が多い |