1.はじめに
これまで司法書士、そして税理士など、さまざまな士業の事務所のロゴマークをご紹介してまいりましたが、士業の中でも特に公認会計士のロゴマークは、比較的他の士業事務所に比べて、デザインが固めだと感じています。
しかし最近では、固いだけではなく、思わず「なるほど」と唸ってしまうような工夫がなされたロゴマークの公認会計士事務所も多数見られるようになりました。
そこで今回は、ロゴマーク作成の参考にしたくなる、公認会計士のロゴマークを2つご紹介します。
Point:思わず唸ってしまう、公認会計士のロゴマークとは?
2.お客様の幸せを願ったロゴマーク
愛知県名古屋市にある近藤正臣公認会計士事務所のロゴマークには、木の上にカワイイふくろうが佇んだデザインとなっています。
(画像引用元:近藤正臣公認会計士事務所)
実はこのロゴマークには、実に多くの意味が込められています。まず、ご存知の通りふくろうは「幸せを呼ぶ鳥」と言われていることから、ふくろうには公認会計士事務所としてお客様に苦労させない(不苦労)、お客様の商売繁盛を願い、未来を切り開く(首が回る、夜目が利くことから先々まで見渡せる)ような存在でありたいという意味が込められています。
またふくろうが佇む木は、事務所のイニシャル「K」をもじってデザインされています。右に上がった部分が矢印となっており、お客様とともに右肩上がりの成長を願う気持ちが上手く表現されています。
ふくろうのイラストがデザインされていることで、ロゴマーク自体も比較的やわらかな印象となっていることもポイントです。初めて公認会計士を頼りにしようと思っているお客様にとっては、親しみやすいロゴマークデザインに仕上がっているのではないでしょうか。
Point:事務所の想いを十分盛り込みながら、親しみやすいロゴに仕上がっている
3.無限の可能性と成長を表したロゴマーク
お客様とともに成長を遂げたいという想いが込められていると言う意味では、東京都千代田区にある公認会計士中川充事務所のロゴマークも、ぜひ参考にしたいロゴマークの一つ。
(画像引用元:公認会計士中川充事務所)
とてもスタイリッシュなロゴマークに仕上がっているこのデザインは、事務所の代表である中川充氏のイニシャル「M」と「N」、そして無限大「∞」の3つの形がモチーフになっています。
また、メインカラーであるシルバーは、上品かつ冷静な印象を色であると同時に、どんな色とも調和する色でもあります。まるでどんなお客様の悩みにも応えていく、という事務所の想いを色で表したようですね。
公認会計士事務所のロゴマークを作成する際には、こうしたステキなロゴマークを参考にしてみてはいかがでしょうか?
Point:お客様と共に成長するという想いや調和の気持ちを表すロゴマーク
4.まとめ
■公認会計士のロゴマークは、少し固めなデザインの中に、工夫やユニークさが光るものがステキに感じられる ■お客様が親しみを感じられるデザインに仕上げる時は、事務所の想いもうまくロゴマークデザインに反映させるとより素敵になる |