1.はじめに
人の暮らしの基本となる「衣食住」。その「住」を支えるのが住宅メーカーです。
住宅は暮らす人数や場所にかかわらず、「帰りたい」と思えるあたたかみが大切ですよね。そこで今回は、数ある住宅メーカーの中から「あたたかみ」をイメージさせるロゴマークを3つご紹介します。
Point:「あたたかみ」を感じさせる住宅メーカーのロゴマークとは?
2.人の絆やつながりを感じさせるロゴマーク
初めにご紹介するのは、大和ハウスグループのロゴマークです。
(画像引用元:大和ハウス工業株式会社)
このロゴマークには、大きく2つのイメージが込められています。
ひとつは「絆」。よく見てみると、なんとなくハートの形のように見えませんか?さらに温かみのある赤を使い、お客様やグループの絆を表しています。また、円の中心をグループの原点と定め、和を表現しているそうです。
もう一つは「存続」。一部ねじれたようにみえるロゴマークの円は、永遠や無限を想起する「メビウスの輪」をイメージして作られており、企業やグループの長い継続、終わることのない発展や成長性を表しています。
このロゴマークは創業50周年を機に作られたものですが、今後も長く使っていただきたい、メッセージ性の強いロゴマークではないでしょうか。
次にご紹介するのは、トヨタグループ傘下のトヨタホームのロゴマークです。
(画像引用元:トヨタホーム茨城株式会社)
トヨタといえば、以下のロゴマークが有名ですが、トヨタホームは全く違ったロゴマークを掲げています。
(画像引用元:TOYOTA)
人が手をつないで円を描いているように見えるこのロゴマークは、そのまま人の絆、そしてトヨタホームに住む人々の間に生まれるあたたかな空間を表現したもの。ロゴマークには3色の色が使われていますが、青はお客様に対するトヨタホームスタッフの無限の誠実さ、そして赤は情熱、オレンジは家族のぬくもりを表す色となっています。
人の形やハートの形などは、絆や人と人とのつながりを表す形としてよく使われます。さらに赤やオレンジなど、人とのつながりや愛情を表す配色も有効に使っていきたいところ。
今回ご紹介したロゴマークは、いずれもこうした要素をうまく盛り込んだ、とてもすてきなロゴマークではないでしょうか。
Point:人やハートの形、赤やオレンジなど温かみのある配色を使って住宅メーカーの理念や想いをうまく伝えている
3.他にもある!すてきな住宅メーカーロゴマーク
他にもさまざまな住宅メーカーのロゴマークがありますが、中でも多いのが、家をモチーフにしたロゴマークです。
その中から、配色や形に気を配った素晴らしいロゴマークをご紹介します。
(画像引用元:フロンティアホーム)
こちらは大阪に本社を置く積水ハウスのロゴマークです。
右側が家を表していることは比較的わかりやすいですが、左側の半円や、その間にある白い空間が何を表しているのか、疑問に感じたことのある方も多いのでは?
実は左側の半円は空や希望、そして心理を表しているそうです。
そして半円の弦の部分が、右上がりに赤く彩られた家の形の屋根に続いているのは、企業の飛躍を表すためだそうです。ちなみに家の形に使われている赤色は、情熱や絆以外に、飛躍や親しみやすさという意味を込めて使用されています。お客様の生活に寄り添い発展を遂げる、住宅メーカーにふさわしいロゴマークと言えそうですね。
住宅メーカーのロゴマークには、「絆」や「発展」、「あたたかみ」など、商材ではなくその先にある人々の暮らしや企業の存続などの願いが込められたものが多い傾向にあります。
住宅関連事業を行うなら、こうしたポイントを押さえたロゴマークを作成してみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
■住宅メーカーのロゴマークには、人の温かみや絆が感じられるロゴマークが多い ■企業の発展や存続という意味を含んでいるものも多く見られる |