4つの「L」を重ね合わせたアナグラムで有名な「LOEWE(ロエベ)」。次々と新しいデザインを発表し、幅広い世代に支持されているブランドです。
ロゴマークラボでは、多くの人に支持されているロゴマークをピックアップし、参考になるポイントご紹介しています。今回は、LOEWEのロゴマークを見ていきましょう。
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LOEWE(ロエベ)の歴史とロゴマークの由来
画像引用元:ロエベ
ロエベの歴史は、ドイツ出身の革職人エンリケ・ロエベ氏がスペインで最高級の革製品に出会ったことからスタートしました。1892年に、マドリードに店舗併設型の工房をオープン。最高級の素材と職人の技で作り上げる高品質な革製品は、1905年にスペイン王室御用達の称号を得て、圧倒的な知名度と人気を誇るようになりました。
1985年にルイ・ヴィトン社と提携し、96年にはLVMHの傘下に。これを機に、ターゲット層を広げる戦略を取り、ブランドイメージを一新。
若手のデザイナーを起用し、新しいシリーズを次々に発表しています。
参考:ロエベ 「ロエベの歴史」
ロゴマークの由来
1970年にLOEWEの頭文字Lを4つ組み合わせたアナグラムが誕生しました。Lを上下左右に反転させるように配置したアナグラムは、最高級レザーであることを保証するクオリティーマークとしての意味合いもあります。
長年、LOEWEのアイデンティティとして定着していましが、2014年にロゴリニューアル。
アナグラムは、以前のものより線を細くして、よりシンプルかつモダンに。ロゴタイプは、セリフ体のなかでも装飾を減らしたタイニーセリフ体を採用。ぬくもりを感じるロゴタイプになりました。
参考:Vogue Japan 「「ロエベ」のロゴがシンプル&モダンにリニューアル」
ロゴ作成の際に参考にしたいポイント
長年定着しているロゴを、現在のニーズに合わせてリニューアルしたことで、ターゲット層が広がり、幅広い世代に支持されるブランドになりました。
若手デザイナーを起用した新しいLOEWEの世界観を表したロゴですが、創業者のルーツをたどるようなフォントを採用したり、創業当初のロゴの雰囲気を再現したりと数々の工夫がみられます。
伝統や歴史を大切にしながら、新しいことにチャレンジしていくのはロゴマーク作成で学ぶべきポイントですね。
おわりに
ファッションブランドにおいて、ロゴは売り上げを左右する重要な役割を持ちます。LOEWEのロゴを参考に、ブランドの歴史をたどりたくなるようなロゴを考えてみましょう。
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