1.はじめに
普段から何らかのスポーツをしてる方はもちろん、スポーツとはあまり縁のない方でも、何かと見かけることの多いスポーツ用品のロゴマーク。特に大手スポーツ用品のロゴマークを見てみると、どこかで見かけたな…と感じてしまうものばかりです。なぜスポーツ用品メーカーのロゴマークは、普段からスポーツに縁のない方の頭にも印象深く残るのでしょうか。
Point:なぜスポーツ用品メーカーのロゴマークは印象に残りやすいのか
2.スポーツ用品メーカーのロゴマーク 色の特徴
まずは大手スポーツ用品メーカーのロゴマークの傾向を探ります。
スポーツ用品メーカーのロゴマークは、他の業界のロゴマークに比べて、商品に掲載されることが多いのが特徴です。これは自動車などと同じく、ロゴマークをブランディングアイテムの一環として強く意識していることが理由だと考えられます。
そのため、ロゴマークのカラーバリエーションが豊富だということが、ひとつの傾向となっています。
豊富なカラーバリエーションの中でも、よく使用されているのが赤・青・黒・白の4色です。とりわけ赤と黒は、多くのスポーツ用品メーカーが、メインカラーとして使用しています。
その理由として、赤は躍動感や情熱を表す色であると同時に、目立ちやすいという特徴があるからだと考えられます。黒が使われるのは、どんな色とも調和しやすく、目立ちやすいからという理由が考えられます。黒単体でもシンプルなイメージがあるため、アイテムを問わず利用しやすいですよね。こうした理由から、赤と黒がよく利用されているのではないでしょうか。
Point:スポーツ用品メーカーのロゴマークには赤・青・黒・白の4色がよく用いられている
3.スポーツ用品メーカーのロゴマークは汎用性が高い?
一方、形は各社さまざま。動物をモチーフにしているところもあれば、躍動感を表しているもの、メイン商材をモチーフにしているものなど、その形はまさに多種多様でした。
しかし、一見バラバラに見えるスポーツ用品メーカーのロゴマークの形にも、2つの共通点がありました。ひとつはシンプルであること、そしてもう一つは、多くがロゴタイプとシンボルマークを掛けあわせたものであることです。
スポーツ用品メーカーでは、さまざまなアイテムを製造・販売しています。そのため、アイテムがどんな形であっても、ひと目でどの企業のものかがわかるように配慮された結果ではないかと考えられます。
シンプルなロゴマークであるほど、リサイズしやすく、また印象に残りやすいと言う特徴があります。また、ロゴマークを掲載できる場所は、アイテムによって異なります。場所によっては、シンボルマークだけのほうがしっくり来る場合もありますし、ロゴタイプだけの方がよいこともあります。こうした点を考慮した結果が、形に関する2つの傾向となって表れているのではないでしょうか。
スポーツ用品メーカーのロゴマークが印象に残りやすい理由、それは、どんなアイテムに掲載されても目を引くように、色や形などが考えられているからなのかもしれません。
だからこそ、スポーツマンにとって、スポーツ用品メーカーのロゴマークを持つことがステータスになっているのではないでしょうか。
Point:スポーツ用品メーカーのロゴマークは、どんなアイテムに掲載しても印象に残るように作られているのでは
4.まとめ
■赤・青・黒・白の4色、特に赤と黒がよく用いられている ■形はシンプルなものが多く、ロゴタイプとシンボルマークの両方を用意しているところが多い ■スポーツ用品メーカーのロゴマークには、どんなアイテムに掲載しても印象に残りやすい工夫がなされている |