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ロゴ作成を依頼するならどこがいい?人気ロゴ会社5社を徹底比較

はじめての人は「伴走力×明瞭価格×実績」で選べば失敗しない

ロゴはあなたの“顔”。でも、どこに頼むかで「総額」「納期」「権利の扱い」がガラッと変わります。この記事では、制作会社(オーダー)/既成ロゴ販売/マーケットプレイスの代表5社を、料金・納期・修正・納品データ・著作権/商標・キャンセルの失敗しやすい項目だけに絞って横並び比較。迷いを最短で解消します。

人気ロゴ会社5社の比較(価格・特徴・向いている人)

会社名参考価格帯(税別)特徴の要点向いている人
株式会社ビズアップデザインプラン98,000/138,000/158,000円。上位にブランディングプラン30万/50万/80万円も用意初回3案の無料提案。実績多数。修正5回まで無料。プラン体系が明快初めてで不安。比較しながら決めたい。社内合意形成が必要な人。
LOGO市(株式会社プロモーションプラス)人気プランの一例:89,000円。ほか複数プラン・オプションあり無料提案型。専任担当がつき、相談窓口が分かりやすい価格を抑えつつ、担当者と丁寧に詰めたい人。
ロゴAC(アドアチーブ)Light/Type各60,000円、Special 90,000円など。Lightはキャンセル無料官公庁・大手実績。試しやすい入門プランが明確まずは小さく試したい。複数案から好みを掴みたい人。
株式会社ドーナッツカンパニー(DONUT DESIGN)個別見積り(ブランディングやガイドラインまで併走)ロゴ専門会社。制作後の活用・ガイドライン整備、書籍・メディア発信の知見ロゴを“育てる”運用まで含めて相談したい人。
株式会社コクリ(コクリロゴ)38,000円。初回3案・気に入らなければキャンセル可完全オーダーメイドで価格が明快。オンライン中心で軽快低予算でもオリジナルにこだわりたい個人・スモールビジネス。

価格や仕様は執筆時点の各社公開情報に基づき、最新の詳細は必ず公式で確認してください。
(2025年9月時点)

各社の特徴

株式会社ビズアップ

無料で3案以上の提案を受け、気に入った時点で採用費を支払う仕組み。スピード感のあるデザインプラン(98,000円〜)と、商標調査やガイドラインも射程に入れたブランディングプラン(30万〜)の二層構え。社内の関係者が多い案件でも、提案数と修正回数を確保しやすい構成が心強いです。実績公開も豊富で、完成イメージを掴みやすいのも利点です。

人気プラン89,000円(気に入らなければ料金不要)の明快さと、専任担当による伴走が安心材料。プランとオプションの組み合わせで、はじめてでも迷いにくい導線が整っています。

ロゴAC(アドアチーブ)

試しやすいLight/Type各60,000円、マークとタイプ両方のSpecial 90,000円。Lightはキャンセル無料で心理的ハードルが低い。全国対応で、まずは数案出して感触をつかみたい人に向きます。

株式会社ドーナッツカンパニー(DONUT DESIGN)

「ロゴは作って終わりではなく、育てていく」という思想で、ロゴ活用・ルール作り(ガイドライン)まで含めた支援が得意。ロゴに特化したメディア運営や書籍執筆の知見が制作プロセスにも反映され、ブランド全体の整合性まで視野に入れて提案されます。

株式会社コクリ(コクリロゴ)

38,000円の明瞭価格で、初回3案・気に入らなければキャンセルOK。オンライン前提の軽さと、完全オーダーメイドの両立が特徴。開業・個人事業・小規模店舗など、予算を抑えつつ独自性を確保したいケースに噛み合います。

どれを選ぶべき?タイプ別の決め方

価格優先でまずは試したい

ロゴACのLight(キャンセル無料)やコクリの定額プランは、最初の一歩に向きます。少額で複数案の感触を確認し、好みや方向性を掴みましょう。 ac-logo.comコクリロゴ

社内合意形成が難しい・比較して決めたい

ビズアップは初回3案、修正5回まで無料など、意思決定プロセスを見越した枠があるため、関係者が多いほど進めやすい。上位プランなら提案数をさらに拡張できます。 ビズアップ

将来の拡張(ブランド運用・ルール化)まで見据える

使用ルールや展開物まで含めたいなら、ガイドライン整備や長期的運用に強いドーナッツカンパニーのようなブランディング寄りの体制が相性良し。 donut-design.com

とにかく納得いくまで相談したい

専任担当が入口を支えるLOGO市は、要件整理や提案の意味づけを丁寧に進めたい人に向きます。 LOGO市

どの選択でも、著作権の譲渡条件/納品データ(AI等の元データ)/修正の上限と有料化ライン/入金後の返金可否の4点だけは書面で確認してから決めよう。後悔の9割はここで防げことができます。

依頼前の準備で成果が変わる:3つの下ごしらえ

  1. 目的と言葉にする軸を一文でまとめる(誰に何を感じてほしいか)
  2. 好き嫌いの参考例を5つずつ集める(色・形・雰囲気)
  3. 使用シーン(名刺、看板、SNSアイコン、アプリ)を列挙する

この3点はヒアリングの質を一気に高め、提案の的中率を上げます。プラットフォーム記事でも、依頼前準備やプロセス理解が満足度に直結する旨が繰り返し強調されています。

見積りチェックリスト(コピーして使用可)

以下は、各社に同条件で送って差分を可視化するためのチェックリスト。メールやドキュメントに貼って、該当箇所をチェックするだけで比較がしやすくなる。

A. 案件の基本

[ ] 事業の一行説明(誰に/何を)
[ ] 狙う印象(親しみ/信頼/高級感 など)
[ ] 使用シーン(名刺/看板/ウェブ/SNS/アプリ など)
[ ] スケジュール(初回提案希望日/公開予定日)
[ ] 稟議事情(決裁回数/関係者数/希望提案数)

B. 提案と納品範囲

[ ] 初回提案の点数(例:三案以上)
[ ] 方向違いの提案を含むか(幾何学/有機的/モノグラム など)
[ ] 修正回数の上限(例:五回まで無料、以降一回いくら)
[ ] 納品データの種類(ai/svg/pdf/png/jpg)
[ ] 単色版・反転版・最小サイズ提示の有無
[ ] 縦横ロックアップの有無(横組み/スタック)
[ ] ガイドライン(サイズ・余白・色・暗背景・並列表記)の有無

C. 知財と法務

[ ] 著作権の取り扱い(譲渡か、利用許諾か)
[ ] 商標調査の範囲(簡易検索/専門調査)
[ ] 類似発見時の再提案ポリシー
[ ] フォント・素材の商用可否とロゴ化条件の確認方法
[ ] 秘密保持の取り決め(NDAの有無)

D. 価格と支払い

[ ] 総額(税別/税込の明示)
[ ] 着手金・中間金・納品時など支払い条件
[ ] 追加費用の発生条件(修正超過/データ追加/特急対応 など)
[ ] 交通費・撮影・印刷・二次利用の扱い
[ ] キャンセル時の精算基準

E. スケジュールと体制

[ ] 初回提案までの目安
[ ] 担当体制(専任ディレクターの有無、連絡手段、応答の目安)
[ ] 打合せ回数・方法(オンライン中心/対面可)
[ ] 休日・夜間対応の可否

F. 品質保証とアフター

[ ] 納品後の微修正対応(文言差替え、色の微調整など)
[ ] 追加展開物の可否(名刺、看板、ウェブ、SNSテンプレ)
[ ] トラブル時の連絡窓口と一次対応時間
[ ] 再現性検証(小サイズ検証・暗背景版テストの報告)

追加オプション比較表(必要に応じて)

項目含む/含まない追加費用備考
商標調査(専門)
ブランドガイドライン
縦横ロックアップ一式
単色/反転セット
名刺テンプレート
SNSアイコン・ヘッダー
看板・サイン設計
緊急対応(特急)

使い方のコツ

  1. 二〜三社に同じチェックリストで回答をもらう
  2. 差分が出た箇所だけを追加質問する
  3. 総額ではなく、範囲と体制の差で比較する

見積もりで見落としがちなポイント

  • 修正回数の上限と、超過時の単価
  • aiデータの扱い(追加費用の有無)
  • 著作権譲渡・商標調査・ガイドラインの範囲
  • 色違い・モノクロ版・縦横ロックアップの有無

各社で扱いが異なるため、プラン表やQ&A、オプション表を必ず事前確認しましょう。

価格相場の現実感を押さえる

クラウドソーシングや個人、制作会社で価格帯は大きく幅があります。プラットフォーム系の公開情報では、ロゴ制作会社はおおむね数万円〜十数万円規模、クラウドソーシングや個人はより低廉な例も見られます。相場記事は全体感の目安には有用ですが、最終判断は各社の最新プランで。

ケース別の依頼シナリオ

小さく始める個人店

まずはロゴACやコクリで方向性のすり合わせを行い、将来的に店舗ツールやウェブへ展開。必要になった時点でガイドライン整備を上位サービスに相談。

スタートアップの新規ローンチ

ビズアップのデザインプランで初速を上げ、資金調達後にブランディングプランへ移行して商標・ルールまで固める二段構え。

既存ブランドの再設計

ドーナッツカンパニーのように、ロゴ刷新と同時に運用設計や紙・ウェブ一体の見直しまで伴走する体制を選ぶ。

はじめての人向け・発注メッセージの雛形

  1. 事業概要:誰に、何を、どう提供しているか
  2. ロゴの役割:信頼・親近感・高級感など、狙う印象
  3. 使用シーン:名刺、SNS、ウェブ、看板、アプリなど
  4. 参考例:好み・NGを各3〜5件
  5. 制約条件:色の禁則、法的留意(類似避けたい競合名など)
  6. 期日と稟議事情:初回提案希望日、社内決裁フロー

この6点をテンプレート化して各社へ同送すれば、回答の比較が容易になります。プラットフォームの「依頼フロー」情報も予習に有効です。

よくある質問(FAQ)

Q1. できるだけ安く済ませたいが、品質は妥協したくない
A. 小さく試せる入門プランで初回提案を見てから本命を決める。合わなければ乗り換えやすい条件を選ぶ。

Q2. 無料提案は本当に無料か
A. 条件が会社ごとに違う。無料なのは提案まで、採用時のみ費用発生、などの取り決めを事前に確認する。

Q3. 商標や著作権はどう扱うべきか
A. 譲渡か利用許諾か、商標調査の範囲、フォントや素材のロゴ化可否は必ず明示してもらう。疑問があれば上位プランを検討。

Q4. どれくらいで納品されるのか
A. 初回提案の目安と修正回数で変動する。急ぎ案件は希望スケジュールを最初に共有し、特急対応の可否を確認する。

Q5. どの会社も実績豊富と書いてあるが、どう見極める?
A. 業種やトーンが近い事例があるか、提案の理由や成果まで説明されているか、ガイドや運用まで踏み込んでいるかで判断する。

会社選びは“使い続ける未来”から逆算する

ロゴの価値は、完成した瞬間ではなく、名刺・看板・ウェブ・アプリ・パッケージへの展開で立ち上がる。だから、最安か最高かだけで選ばず、誰がどの体制でどこまで伴走してくれるかという観点で比較するのが賢い。試しやすい価格で入口を広くするならCやE、合意形成や比較検討を重視するならA、ブランド運用まで視野に入れるならDが王道ルート。まずは本記事のチェックリストと雛形で要件を固め、二〜三社に同条件で相談してみよう。違いが自然にはっきり見え、あなたの事業にふさわしい“長く使えるロゴ”に最短で近づける。

著者写真

sakuma

監修

株式会社シンプルワークス/デザイナー

入社10年。Webデザイン/SEO/ロゴデザインを中心に、制作から運用改善まで横断対応。成果につながる“使われるデザイン”を追求しています。

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