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事前にチェック!ロゴマーク作成よくある4つの失敗パターンと対策

穴が空いた壁

「これぞ、望んでいたロゴマーク!」。そんなデザインが完成したらうれしいですよね。

しかし、ときには上手くいかないこともあります。ロゴマークの場合、一度世に発表してしまうと変えるのが難しいだけでなく、費用もかさんでしまいます。

これは企業規模に関わらず起こり得ること。世界的なアパレルメーカーであるGAPはかつて、新しいロゴマークがあまりに不評だったために、発表からわずか6日で以前のものに戻してしまったことがありました。この時の損失はなんと100億円にものぼると言われています。

苦い経験をしないためにも、ここではロゴマークにおける失敗とはどいうことか、同じ轍を踏まないためには何に注意すれば良いのかを検討します。

1.ロゴマークにおける失敗とは

そもそも「ロゴマークの失敗」とはどういったことを指すのでしょうか。

  1. 納得がいかない
    せっかくロゴマークを作ったのに、どうも違和感がある。しっくりこない。まだ迷いがある。しかし、修正回数が決まっているし、しょうがない。そんな状態では、なかなか自信を持ってロゴマークを活用できないでしょう。
  2. 完成しない
    ありえないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはよく聞く話です。せっかくロゴマークをつくろうとデザイナーと話を進めていても、もっと良いものがあるのではないかと決めきれない。どんどん案が増えて行き、絞り込めなくなってしまう。挙句の果てに打ち合わせの間隔が延びて、いつまで経っても完成しない、というのが理由のようです。
  3. 活用できない
    そもそもロゴマークをどう使ってよいか分からない。ファイル形式の意味も分からないし、納品してもらったデータをどうやってホームページに載せたらいいかも分からない。そんな「活用できない」もまた、ロゴマークにおける失敗の一つだと言えるでしょう。
  4. 想定以上に費用がかかる
    最初に依頼した時に比べて、何かとオプション費用がかかり、結局想定以上の費用になってしまうケースです。こだわればこだわるほど、この失敗に陥りやすいといえるでしょう。

以上がロゴマーク作成における代表的な失敗パターンです。

せっかくお金と時間をかけて大事なロゴマークを作成したのに、残念な結果になっては元も子もありませんよね。ここからは、それぞれの原因と対策について見ていきましょう。

Point:納得いかない、完成しない、活用できないという3大失敗と費用面での失敗

2.失敗する4つの原因と対策

それでは、ロゴマーク作成で失敗する主な原因は何でしょうか。

1. デザイナーとのコミュニケーションがうまく取れない

ロゴマーク作成の基本はデザイナーとのコミュニケーションです。ロゴマークは依頼主とデザイナーの息が合って、初めて最高のものが出来上がります。

そのため依頼主は要望を伝えるだけでなく、言いたいことが伝わっているかを都度確認しましょう。

また専門用語や分からない言葉があれば、その都度確認することも大切です。

優秀なデザイナーであれば、依頼主から受け取った要望について、正しく理解しているかを確認してくれるものです。また依頼主が万が一迷ってしまう場面では、判断材料を提供するなど、しっかりとリードしてくれるでしょう。

また出来上がってからも使い方がわからなかったり、納品されたファイルが良く分からかったりしたときも、自ら積極的にデザイナーに確認することが大切です。

コミュニケーションが取れないデザイナーに依頼してしまったら…

「質問しても専門用語ばかりで言っていることがよくわからない」「要望がきちんと伝わらない」など、すでに相思相愛になれないデザイナーに依頼してしまった方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは”チェンジ”することを考えても良いかもしれません。

ロゴマークのデザイナーとは末永くお付き合いすることになるでしょう。今後より不幸な方向に進まないためにも、早めにコミュニケーションの取れる新しいデザイナーを探すことをおすすめします。

2. サービス内容と価格をしっかり理解できていなかった

修正回数や納品データの形式などについて、正しく確認できていなかった場合に起こる失敗です。

契約書やホームページを良く読んでいなかった場合や、書かれていても専門用語だったので理解できなかった、事前に説明がなかったなど、起こり得る理由はさまざま。

しかし共通して言えるのは、「理解できるまで確認できていなかった」といった確認不足が原因だということです。

製作会社やデザイナーによって、ロゴマーク作成の価格とサービスの設定はさまざまです。最低限、「納品物」「価格」「修正回数」「提案数」「その他オプション」は確認しましょう。

特に、追加費用など想定外の費用が発生する場合には注意が必要です。

細かいことが苦手な方は、実績が多い制作会社・デザイナーを選ぶのがおすすめです。最近はホームページにレビューや評価などが書いてあることも多いので、調べてみるのもよいでしょう。

3. 完成納期が設定されていない

事前に完成納期が設定されていない場合も、ロゴマークが完成しないことが多くあります。

特に多忙な依頼主の場合、打ち合わせやメールのやり取りが漏れてしまい、納期設定を忘れてしまうことも。そのため、できるだけ早い段階で完成納期を設定しておくのがおすすめです。

4. 連絡頻度が少ない

デザイナーとのやりとりの間が空くと、デザイナー自身の優先順位が下がってしまいます。何より依頼主自身のモチベーションも少しづつ下がってしまうため、理想的なロゴマークを生み出すところまで辿り着かないことも。

目標完成納期を設定したら連絡は終わり、ではなく、デザイナーと共にテンポ良くやりとりを進めましょう。

Point:大切なロゴマーク。失敗パターンを知って未然に防ごう。

ロゴマーク作成で失敗する原因と対策をおさえることで、最初に書いた、①納得できない、②完成しない、③活用できない、④想定以上の費用という失敗を予防することができるでしょう。

依頼主にとって唯一の大切なロゴマーク。成功するといいですね。

3.まとめ

■ロゴマーク作成によくある失敗パターンは①納得できない、②完成しない、③活用できない、④想定以上の費用の4つ
■デザイナーとしっかりコミュニケーションをとり、専門用語や分からない言葉があれば、その都度確認する。
■サービス内容と価格をしっかり理解する。最低でも「納品物」「価格」「修正回数」「提案数」「その他オプション」は確認しておくこと
■完成納期は、より完成度の高いロゴマークを作成するために、必ず設定しよう

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