Googleを開くと目に飛び込んでくる「Google」のロゴ。実はこのロゴ、デザインが頻繁にアレンジされているのをご存じでしょうか。アレンジされているロゴのことを「Doodle」と呼び、公式サイトからアーカイブを見ることができます。
そこで今回は、Doodleに掲載されているGoogleの期間限定ロゴをご紹介します。期間限定ロゴ作成のヒントを探してみませんか。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
※GoogleおよびGoogleのロゴは、許可を得て使用されているGoogle LLCの登録商標です。
選挙も期間限定バーナーで告知
画像引用元:Doodle「2021 年ペルー総選挙」
2021年6月6日にペルーで表示されたのが、2021年ペルー総選挙を告知する期間限定バナーです。Googleは選挙関係の告知にも力を入れており、真ん中に描かれている投票箱が各国の国旗にアレンジされたバージョンもあります。
画像引用元:Doodle「2021 年オランダ総選挙」
こちらは、2021年3月17日にオランダで表示された、2021年オランダ総選挙のものです。投票箱に国旗が描かれているのは変わりませんが、「GOO」の文字が投票をし、「L」と「E」が見守っています。
検索エンジンは毎日目に触れる人多く、投票率が低下している若年層やミドル層への訴求にピッタリです。
こどもの日の期間限定ロゴ
画像引用元:Doodle「2021 年こどもの日(6 月 1 日)」
2021 年こどもの日(6 月1日)にロシア周辺のエリアで表示されたのが、こどもの日の告知を行う期間限定バナーです。Googleのバナーには、イラストが用いられることが多くありますが、こちらは道路にチョークで描かれたロゴを写真に撮影したもの。
こうした表現の多様性に触れられるのも、Googleの期間限定ロゴの魅力です。
画像引用元:Doodle「2019年こどもの日(オーストラリア)」
2019年10月23日に、オーストラリアなどの地域で表示されたのが、2019年こどもの日(オーストラリア)の期間限定ロゴです。同じこどもの日を示すロゴですが、こちらは「Google」の文字がこどもになって、仲良くジムの上で遊んでいる姿です。
同じ行事や事象を示すロゴでも、多彩な表現があるだけではなく、表示される地域の文化などにも配慮されています。
期間限定ロゴでは偉人の紹介も行います
画像引用元:Doodle「ヒサエ・ヤマモトを称えて」
2021年5月4日にアメリカなどで表示されたのが「ヒサエ・ヤマモトを称えて」。戦後にアジア系アメリカ人としては初となる全米で文学賞を受賞した日系人作家山本ひさゑさんの期間限定ロゴです。
Doodleにはロゴのアーカイブが掲載されているだけではなく、「1986年アメリカの多文化文学への貢献が認められ、ビフォア・コロンバス財団の生涯功労賞(American Book Award for Lifetime Achievement)を受賞しました。」(意訳)のように、人となりや経歴が紹介されています。こうした紹介は、日本のひな祭りなどの行事の期間限定ロゴにも見られます。
画像引用元:Doodle「ヘレン・ジョセフ生誕116周年」
2021年4月8日に南アフリカ周辺で掲載されたのが、「ヘレン・ジョセフ生誕116周年」です。イギリス生まれの南アフリカの活動家であるヘレン・ジョセフの116回目の誕生日を記念し製作されました。
ヘレン・ジョセフは、アパルトヘイトに反対する白人のリーダー的存在として知られており、女性の権利擁護者の一人として親しまれています。1992年にはANCから「Isitwalandwe/Seaparankwe Award」として表彰された方でもあります。
こうした社会的な活動を行った人物を取りあげ、期間限定ロゴで紹介するのは、企業姿勢を示すうえでも大切な取り組みです。
Googleの文字を探す楽しみも
画像引用元:Doodle「2020年ロシア建国記念日」
2020年6月12日の「2020年ロシア建国記念日」のロゴです。Googleの期間限定ロゴには、Googleの文字やコーポレートカラーが隠されていますが、一つひとつの配置が考えられていてユニークですよね。Googleの文字やカラーをロゴの中から探すのも、期間限定ロゴの楽しみ方のひとつかもしれません。
画像引用元:Doodle「2020年感謝祭」
2020年11月26日にアメリカで表示された「2020 年感謝祭」のロゴです。良くみてみると、木の枝と月が「Google」の文字を描いているのが分かりますね。
おわりに
Doodleに掲載されているGoogleの期間限定ロゴから、期間限定ロゴ制作のヒントになるユニークなロゴをご紹介しました。
優れたデザイナーが手掛けたGoogleの期間限定ロゴは、まだまだ沢山あります。気になる方はぜひアーカイブをたどってみてください。