画像引用元:Slack
企業やブランドの象徴ともいえるロゴマーク。多くの人々から愛されるロゴマークにはそれ相応の理由があります。
ロゴマークラボでは、世の中にある魅力的なロゴマークを通じて、「ロゴマーク作成に役立つポイント」を紹介しています。過去の制作例から学び、素敵なロゴマークの作成に活かしましょう。
今回はSlackのロゴマークを取り上げます!
Slackとは?
Slackは、アメリカのSlack Technology社が開発したチャットツールです。2013年8月にアメリカでリリースしました。パソコンやスマートフォンなど端末を選ばずに使用でき、グループでも1対1でリアルタイムにコミュニケーションがとれます。ビジネスに必要な機能が充実しており、多くの個人や企業で採用されています。
ロゴ変更までの経緯
旧ロゴマークは、11色もの豊富なカラーで「#(ハッシュ)」を表現した、遊び心のあふれるデザインでした。しかし、多数のカラーを使うことでポップな魅力を引き出せる反面、配置する背景によってはロゴが見えにくくなる問題がありました。
画像引用元:Slack:旧ロゴマークの配置パターン
その問題を解決するためにSlcakは、用途に応じた複数のデザインを用意します。ですが、カラーの問題が解決された一方で、次は統一感が失われてしまうという新たな課題が見つかりました。
用途別にデザインされた旧ロゴマークはどれも魅力的ではありますが、同じブランドというイメージは湧きにくいといえます。
そうした理由から、Slackはロゴマークの刷新に踏み切りました。
画像引用元:Slack:用途別にデザインした複数の旧ロゴマーク
ロゴ作成の参考にしたいポイント
Slackのロゴから学ぶ、ロゴ作成で参考にしたいポイントは「世界観の統一」です。
ロゴマークがもつ大きな役割は「ブランドイメージの構築」です。その肝心のブランドイメージが構築できていないというのは、本末転倒といえます。
新ロゴマークは、カラー数を減らして多様な場面に対応できるようにしながらも、ひと目でSlackだと分かるような統一感が生まれています。
画像引用元:Slack:新ロゴマーク
シンボルマークの#(ハッシュ)を構成しているのは、吹き出しとチャット欄の形をした図形です。コミュニケーションというSlackの根幹をなす要素を表現しているのではないかと、筆者は感じました。
この#を構成する要素は、バラバラにしても、Slackらしさが維持できる点が大きな特徴です。要素が集まり構成されているということは、分解してもイメージを残したまま再構築できるということなのです。
画像引用元:Pentagram:Slackのポスター
世界観を統一しながらも、旧ロゴマークのコンセプトを見事に引き継ぎついだSlackの新ロゴマーク。この制作例から、トーン&マナーを意識してロゴマークを作ることの大切さが伝わったのではないでしょうか。
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