日本国内には1万7000以上の法律事務所があるとされています。
大手になると所属する弁護士の数が500人を超えるマンモスオフィスもあり、弁護士自体は国内に4万人を超えています。
特に弁護士の数は年々増加し、弁護士の数が多いということは人口が多ければ多いほど、ひとりの弁護士が対応する人の数が減り、それだけ弁護士の収入にも影響します。
そこで近年では東京のような大都市から地方都市へ、優秀な弁護士が流出するという事例も増えているということです。
そんな背景の中「貧困や育児の悩みを抱えるシングルマザー」に特化するという、まったく新しいスタイルの法律事務所が石川県金沢市にある「しばた未来法律事務所」です。
その非常に個性的なロゴマークにも注目です。
貧困や育児に悩むシングルマザーに特化したしばた未来法律事務所
2020年に開設されたばかりの新しい法律事務所ですが、社会の中で厳しい立場に追いやられがちなシングルマザーの相談ごとに特化することで、地元金沢市だけではなく広く注目されたしばた未来法律事務所。
「おせっかいな法律相談所」をコンセプトに、所属弁護士をはじめ、女性のための就労カウンセラーや助産院などとも連携しています。
母子家庭の世帯収入アップのため、婚姻費用や養育費などをしっかりと回収できるように弁護士がサポート。さらに事務所近隣には託児所もあり、法律事務所の枠を超えて子育て環境の改善などにも取り組んでいます。
女性問題に特化しているだけあってか、しばた未来法律事務所のブランディングカラーはピンク。
そしてロゴマークもほっこりとする、スマイルが見えるデザインとなっています。
女性らしさや笑顔、安心できる事務所を表現したトータルブランディング
今回のしばた未来法律事務所のロゴマークは、同じ金沢市内で活動するアートディレクター財部裕貴氏がトータルブランディングとして制作しています。
そのロゴマークがこちら。
画像引用元:HIROAKITAKARABE
上記がベーシックタイプ。「おせっかいな法律相談所」というコンセプトもそのまま採用し、シンボルマークはその頭文字(Osekkai Law Office)からデザインされています。
その「OLO」の下に一本のラインを引き完成したロゴマークは「おせっかいスマイル」と呼ばれています。
カラーを反転させたデザインや、名刺からペーパーバッグまでトータルブランディングとして制作されました。
画像引用元:HIROAKITAKARABE
カラーもデザインもシングルマザーの悩みに寄り添うという事務所のコンセプトを最大限に表現しており、女性らしい色と優しいスマイルのロゴマークは、相談したいと考えている女性にとって優しいイメージを与えてくれますね。
ロゴマークによって、よりコンセプトが明確に表現された作品と言えるでしょう。
参考サイト
しばた未来法律事務所
HIROAKITAKARABE