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初めてでも安心!ロゴを依頼する手順と成功させるコツ

ロゴの作成って、なんだか難しそうで不安に感じてしまうことがありますよね。

どこに頼めばいいんだろう、どんな流れになるんだろう、ちゃんと希望を伝えられるかな…。

この記事は、そんな気持ちにそっと寄り添いながら、初めてでも安心してロゴを依頼できるように、やさしく丁寧にまとめたガイドです。

ロゴは、これから歩んでいくブランドの「顔」になる大切な存在。

だからこそ、最初の一歩をゆっくり丁寧に踏み出せるように、分かりやすく解説していきますね。

Contents

ロゴ依頼の流れは、実はとてもシンプル

ロゴ制作と聞くと、専門的でハードルが高いように思えるかもしれません。

でも全体の流れがわかってしまえば、驚くほど落ち着いて進められます。

ロゴ依頼は、だいたいこのような順番で進みます。

  1. ロゴの目的を決める
  2. デザイナーさんを探す
  3. 伝えたい内容をまとめる
  4. 見積もりと制作期間を確認
  5. デザイン案を受け取る
  6. 修正をお願いする
  7. 納品データを受け取る
  8. 運用の準備をする

ひとつひとつ、ゆっくり進めていけば大丈夫です。
このあと、それぞれのステップを丁寧に見ていきましょう。

ロゴを依頼する前に、自分の気持ちをまとめておく

どんなロゴにしたいのか、目的をやさしく言葉にしてみる

まずは「こんなロゴにしたい」という気持ちを、自分の言葉でそっと整理してみましょう。
完璧にまとめようとしなくて大丈夫です。小さなメモからで十分です。
例えば、こんなことを意識してみると良いですよ。

  • どんな方に届けたいロゴなのか
  • どんな雰囲気を感じてほしいのか
  • どこで使う予定があるのか
  • 長く使っていくロゴなのか

このあたりを少しだけ考えておくと、デザイナーさんがぐっと提案しやすくなります。

好きな雰囲気を集めておくと、とても伝わりやすい

参考になるロゴを5〜10個ほど集めておくと、好みが自然と見えてきます。
「かわいい」「大人っぽい」「シンプル」が言葉にしづらくても、画像があるだけでスッと伝わります。InstagramやPinterestで気になったものを保存しておくのもおすすめです。

最低限そろっていると安心な情報

細かく書き込む必要はありませんが、次の項目だけ揃っていると、とてもスムーズに進みます。

  • ブランド名
  • 事業の内容
  • お客様にしたい方(ターゲット)
  • 大切にしたい雰囲気
  • 好きな色、避けたい色
  • 利用シーン(SNS、名刺、店舗など)

これだけで十分。肩の力を抜いてまとめてみてくださいね。

デザイナー選びは、いちばん大事なステップ

ロゴは「誰にお願いするか」で仕上がりが大きく変わります。
だからこそ、ここは焦らず、自分に合う方をゆっくり探して大丈夫。

見ておきたいポイントは3つ

1. デザインの雰囲気が、自分の好みに近いか

ポートフォリオを見ると、そのデザイナーさんが得意とする雰囲気がよくわかります。
柔らかい雰囲気が得意な方、スタイリッシュなロゴが得意な方など、個性がはっきり出ます。

2. 制作の流れや説明が丁寧かどうか

初心者さんに優しいデザイナーほど、制作フローが分かりやすく書かれています。

  • どれくらいヒアリングしてくれるか
  • ラフ案の数
  • 修正の範囲
  • 納品データ
  • スケジュール

安心してお任せできるか、ここで判断できます。

3. 金額が明確で、追加料金も分かりやすいか

料金が分かりにくいと、後で不安になりやすいもの。
相場を知っておくと選びやすいですよ。

  • フリーランス:2〜8万円
  • 制作会社:10〜30万円以上
  • クラウドソーシング:1〜5万円

予算だけでなく、安心感や相性も大事にしてみてくださいね。

そのまま使える、やさしいロゴ依頼シート

デザイナーさんに渡すと、やりとりがとてもスムーズになる依頼シートを用意しました。
コピペして使ってもらって大丈夫です。

ロゴ依頼シート

  1. ブランド名
  2. 読み方・英語表記(あれば)
  3. 事業内容
  4. ターゲット
  5. ロゴで伝えたい印象
  6. 使用予定の媒体
  7. 好きな雰囲気や参考画像
  8. 好きな色、避けたい色
  9. 避けたいデザイン
  10. 希望する納品データ
  11. リニューアルの場合:今のロゴの課題

ロゴ制作は、こんな風に進んでいきます

最初の提案(ラフ案)が届く

デザイナーさんから、1〜3案ほどデザイン案が届きます。
ワクワクする瞬間ですよね。
チェックするポイントは、次のようなものです。

  • 第一印象が、目的と合っているか
  • お客様にきちんと届きそうか
  • 小さくしても見やすいか
  • 色や形に違和感がないか

気に入った部分、気になる部分は、遠慮せず伝えて大丈夫です。

修正のお願いは、ゆっくり丁寧に

修正をお願いするときは、なるべく具体的に伝えると好みが伝わりやすくなります。

伝わりやすい言い方

  • 全体をもう少しやわらかい印象に
  • 線の太さを少しだけ太くしてほしい
  • 色味を落ち着かせたい

伝わりにくい言い方

  • なんか違う気がする
  • とりあえずおしゃれにしてほしい

修正回数には限りがあることも多いので、気持ちを整理してからゆっくり伝えて大丈夫ですよ。

納品データは、後から困らないためにきちんと確認

ロゴは用途によって必要なデータ形式が変わるので、ここは必ず確認しておきたいポイントです。

もらっておくと安心なデータ

  • ai(Illustrator用データ)
  • png(背景透過)
  • jpg
  • svg(Webで便利)

特にaiデータは、後から大きくしたり編集したりしても劣化しないため、とても大切です。

色のバリエーションもあると便利

  • フルカラー
  • 白(白抜き)

SNSや印刷で、違う色が必要になることが意外と多いんです。

ロゴ制作でよくあるトラブルと事前予防法

トラブル1:完成したのに使いづらい

原因

  • 色が多すぎて小さいサイズで潰れる
  • ラインが細すぎる

対策

  • SNSアイコンの見え方を最初にデザイナーと共有する
  • モノクロ版も必ず依頼する

トラブル2:イメージが伝わらない

原因

  • 言語化不足
  • 参考画像の方向性がバラバラ

対策

  • ターゲットを具体的に書く
  • 参考ロゴ5〜10点の一貫性を意識する

トラブル3:料金が思ったより高くなった

原因

  • 修正の回数が増えた
  • 追加オプションの発生

対策

  • 事前に「修正回数・追加料金」を確認
  • 初回ヒアリングで方向性を固める

ロゴ依頼の成功率を上げるコツ

初心者が意識すると劇的に成果が変わるコツをまとめておく。

コツ1:目的を一文で言えるようにする

「30代女性向けのヨガ教室として、やさしい安心感を伝えたい」
たったこれだけで方向性がぶれなくなる。

コツ2:デザイナーを”相性”で選ぶ

テイストが合わないと、修正を重ねても理想に近づきにくい。

コツ3:過度な提案数を求めない

提案数が多いほど良いわけではない。
方向性が安定しているデザイナーは、1〜2案でも精度が高い。

コツ4:レビューは箇条書きと文章の両方で伝える

文章だけ → 抽象的になりがち
箇条書きだけ → 意図や背景が伝わりづらい
併用すると誤解が減る。

初心者向け:依頼前にチェックすべき5つの質問

ロゴ依頼の前に、この5つが整理できていれば全体がスムーズになる。

  1. 事業のゴールは何か
  2. ロゴが必要なのはいつまでか(納期)
  3. ターゲットは誰か
  4. どんな印象を与えたいか
  5. デザイナーに求めることは何か

よくある質問(FAQ)

Q1.ロゴ制作の納期はどれくらい?

一般的には2〜4週間。
修正が多いと1〜2か月になることもある。

Q2.CanvaやAIロゴではだめ?

SNS用の仮ロゴとしては便利だが、商標登録や長期運用には不向き。
本格的にブランド運営をするならプロのロゴをおすすめ。

Q3.商標登録は必要?

ブランドを長く運営するなら検討すべき。
ただし初期の個人事業で必須ではない。
商標はロゴが完成してから申請する。

Q4.相場より高いデザイナーを選ぶ理由は

ヒアリング能力・修正の質・ブランド理解が高いデザイナーは結果的に費用対効果が良い。
後から作り直すよりコストが安いことが多い。

まとめ:ロゴ制作は「準備」と「ゆっくり丁寧」が成功のコツ

ロゴ制作は難しそうに感じるかもしれませんが、実は押さえておきたいポイントはとてもシンプル。

  • 目的をやさしく言葉にする
  • デザイナー選びを大切にする
  • 気持ちを整理して伝える
  • 修正は丁寧に
  • 納品データを確認する

この5つができていれば、初めてでも安心してロゴ制作を進めていけます。
あなたのブランドにぴったりのロゴと出会えますように。
ゆっくり、大切に進めていってくださいね。

著者写真

sakuma

監修

株式会社シンプルワークス/デザイナー

入社10年。Webデザイン/SEO/ロゴデザインを中心に、制作から運用改善まで横断対応。成果につながる“使われるデザイン”を追求しています。

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