画像引用元:clubhouse
2021年日本でも大きなムーヴメントを起こしている、ソーシャル音声プラットフォームという新しい形のSNS「clubhouse」。
アメリカのスタートアップ企業Alpha Exploration Co.が運営し、以前はiOS版のみのサービスであることや完全招待制だったため手軽に参加できないにも関わらず、利用者の数が急激に増加して世界中で話題となりました。
サービス開始から1年 ついに誰もが利用できるアプリへ
2021年7月からはいよいよ誰でも利用できるようになり、利用者の数はさらに1000万人も増加。同月にドロップされたダイレクトメッセージ機能「Backchannel」でも、ひと月ほどで9000万件のDMが送信されています。
共同創設者のポール・ダヴィソンとローハン・セスのふたりは、この12か月を「ジェットコースターのようだった」と振り返り、次の章を開ける喜びに満ちていると、新設された公式サイトのブログで発表しました。
また同時にclubhouseの正式なロゴも同時に発表。基本的にはそれまで使用していた手を振るロゴをそのまま採用し、アウトラインを少しだけ変更したロゴになりました。
さらにclubhouseはバージョンアップされるたびに、音楽シーンから注目のアーティストを新しいアプリのアイコンに起用し話題となっています。
これまでも日本ではほとんど知られていないシンガーなども登場していますが、clubhouseのアイコンになったことで注目されるケースもありました。
人の顔のアプリアイコンや手を振るロゴなどは、人と人のつながりと活発な会話によって、そこが誰もが自分自身でいられる場所になるようにという、clubhouseの創設者2人の想いが象徴されていますね。
小さな変化で大きな効果を期待できるロゴ変更
では、以前のロゴと新しくなったclubhouseのロゴマークを見てみましょう。
画像引用元:Logowik
おなじみの手を振るシンボルマークが特徴的です。
またNunitoと呼ばれる丸みを帯びたフォントは、アプリ全体でも使用されています。
英語の「Hey」に当たるような、気軽に挨拶したり会話をするシーンをイメージできるようなロゴだったと言えそうです。
スタートアップ企業の勢いの良さを含んだ斬新なロゴでしたね。
では新しいロゴをご紹介します。
画像引用元:cluhouse
基本的なデザインはほとんど変わっていません。
でも、手のモチーフは以前よりもよりデジタルアート性を高め、さらにライトな雰囲気になっています。
一方で大きく変わったのがロゴタイプ。NEW SPIRITと言われるフォントを使用しています。
このレトロな雰囲気とデザイン性の高いフォントは、最近とても人気だそうです。
そして最初の「C」が大文字から小文字に変更になっています。この変更に対しては公式な発表はまだありません。何かしらの想いなどが込められているのか、発表を待ちたいと思います。
以前のロゴマークは気軽に声をかけてサービスを広げていきたいという思いを込めた素晴らしいものでしたが、新ロゴマークはそれよりも完成度がぐっと高くなり、提供するサービスへの自信や同社のアイデンティティを世の中に広く発信しようとする意図が感じられる、非常に強いロゴマークになっています。
まるでclubhouseのこの1年の成長と変化を表しているようです。
もしかしたらclubhouseのロゴは今後も、自社のサービスや成長度に合わせて、ロゴの変更を繰り返していくのかもしれないですね。
一見小さなロゴ変更に見えますが、会社の成熟度や社会的責任感などさえ感じさせるような大きなロゴ変更になっていると言えそうです。
今回のclubhouseのロゴマークから、小さな変更の中に隠された大きなポイントをつかんでいただけたら幸いです。
参考サイト