ヒューレット・パッカードのロゴマークに秘められた思いと参考になるポイントは？

画像引用元：日本HP PC on Twitte

企業の社名やブランドのロゴマークは、伝えたいものを明確にする必要があります。今回取り上げる「ヒューレット・パッカード」は「仕事への情熱」「協調性」「挑戦」「責任感」を経営理念としている会社です。そんな思いを込めて作られたロゴはどのようなものなのでしょうか。

ロゴマークラボでは、世の中にあるたくさんのロゴマークを紹介しています。ロゴマーク作成のポイントを説明しますので、自社だけのオリジナリティに溢れるロゴマーク作りの参考にしてください。

※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。

ヒューレット・パッカードとは

ヒューレット・パッカードはコンシューマー向けパーソナルコンピューターなどを売る会社で、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルト市で創業しました。

ヒューレット・パッカードはウィリアム・ヒューレット氏とデビッド・パッカード氏が二人で起業した会社で、二人の名前をとって会社名になっています。

ヒューレット・パッカードのロゴ

ロゴは名前のそれぞれの語の頭文字をとってhpとしました。

初代のロゴは文字の周りには丸を配したもので、基本的な構造は1941年以来継承されています。

1981年からは青をベースにしています。小文字で上側を少し右に13度傾けて配置することにしました。

2010年からは文字を白抜きにし、興味深くパリッとした感じに変更したと言われています。

2012年からは明るい青とし、優しく、フレンドリーで心地よいように見えます。

プレミアムラインロゴ

画像引用元：https://twitter.com/HP_PC_JP/status/735455740262002689?s=20

図の中で最後に表示されている黒色のロゴは、プレミアムラインロゴと呼ばれ、2016年に使用開始されたものです。

デザインは英国のデザインスタジオ、Moving Brandsが開発しています。ロゴのリデザインおよびブランドアイデンティティ構築を依頼されていました。

実はこのロゴは、2011年に誕生したのですが、すぐには使用されずに5年間寝かされていました。

「Progress Mark」と名付けられたこの4本の斜線ロゴは、新しい世界最薄のノートパソコンを発売するにあたり、プレミアム製品用のブランドロゴとしてお披露目することになったのです。

このロゴはプレミアムモデルだけにつけられており、通常モデルには従来の丸とhpのロゴが使われています。

マシン自体もカーボンファイバーボディを採用し、ヒンジ部分にはブロンズゴールドと、Progress Markロゴマークに負けないプレミアム感を出しています。

通常モデルとは受ける印象が全く異なり、このマシンが他とは違う、ということを演出しています。

おわりに

hpのブランドマークを見てきましたが、特別なロゴを作ることで上質なイメージを作ることに成功しています。同様のロゴマークを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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