1.はじめに
諸外国に比べて、Wi-Fi環境が整っていないと言われる日本。そのため、海外からの多くの観光客を取りこぼしていると言われています。
「日本をPRせよ!訪日外客向けの日本の桜ロゴマーク」でもご紹介したとおり、観光事業のさらなる推進に向け、国としてWi-Fiの環境整備を進めており、今後観光業において、フリーWi-Fiの存在が重要視されていくものと考えられます。
フリーWi-Fiは自治体単位でも提供されており、各自さまざまなフリーWi-Fiスポットマークを用意しています。そこで今回は、思わず目を引く、日本各地のWi-Fiスポットのマークをご紹介します。
Point:日本各地のフリーWi-Fiスポットマークにはどんなものがあるのか
2.ゆるキャラを使ったフリーWi-Fiロゴ
自治体が用意しているフリーWi-Fiの中には、広報のために多くの自治体が用意しているご当地キャラ、通称ゆるキャラを使用したものがいくつか見られます。
例えば熊本県が提供している公衆無線LANサービス「くまもと無料Wi-Fi」のロゴマークには、ゆるキャラの代表格とも言える人気キャラクター「くまモン」が使われています。
(画像引用元:熊本県)
また、2015年3月から初めて無料公衆無線LANの提供を始める仙台市では、仙台・宮城観光PRキャラクターであるむすび丸のイラストが、Wi-Fiマークにうまくマッチした形で使われています。
(画像引用元:アプリオ)
その他、島根県大田市が提供している「しまねはじまりWi-Fi」のロゴマークには、以下のような形でゆるキャラが用いられています。
(画像引用元:島根県大田市公式ホームページ)
ゆるキャラを利用することによって、自治体が提供している無料公衆無線LANであることがわかりやすく、また目を引きやすくなります。すでに自治体でゆるキャラを用意しているところは、フリーWi-Fiマークにゆるキャラを利用してみてはいかがでしょうか。
Point:ゆるキャラを使うことで、自治体提供のフリーWi-Fiだということがわかりやすくなる
3.各自治体の名産・名所をモチーフにしたフリーWi-Fiロゴ
自治体が用意しているフリーWi-Fiマークの中には、もちろんゆるキャラ以外のイラストが描かれているものも多数あります。中でも多いのが、各自治体の名産や名所などモチーフに描かれたロゴマークです。
例えば広島県尾道市が提供している「尾道市Wi-Fi」のマークには、国の重要文化財にも指定されている天寧寺三重塔が描かれています。
(画像引用元:本因坊秀策囲碁記念館)
また山梨県が提供するフリーWi-Fiには、大きな富士山が描かれています。
(画像引用元:Clair Inbound Library)
日本人観光客だけでなく、訪日外国人観光客をいかに取り込むかは、自治体にとって重要な問題です。日本人が考えている以上に、訪日外国人観光客にとってフリーWi-Fiの存在は大きなもの。だからこそ、フリーWi-Fiマークに自治体を象徴するものをうまく取り込むことで、訪日外国人観光客にフリーWi-Fiがあることをアピールする必要があるのです。
今後フリーWi-Fiを整備する予定の自治体は、ぜひこうしたポイントを押さえた上でロゴマークを作成してみてください。
Point:自治体の場所や名所・名産がわかるものを、フリーWi-Fiのデザインのモチーフとして使うことも多い
4.まとめ
■フリーWi-Fiは訪日外国人観光客を取り込む上で重要なポイント ■ゆるキャラや地方ごとの名産・名所をモチーフにすることで、自治体が提供しているフリーWi-Fiというのがわかりやすくなる |