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さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断！粋なロゴマーク」。
今回は、ブランドタオルとしてその名を全国にしらしめる「今治タオル」のロゴマークを取り上げます！
1.今治タオルの歴史とロゴマークの由来
今治タオルとは、愛媛県今治市で作られたタオルのうち、四国タオル工業組合の厳しい品質基準をクリアしたものだけが冠することのできるブランド名で、今治で作られているタオル全体を指すわけではありません。
本格的なブランド戦略が行われ始めたのは、2007年頃のことです。
もともとこの地域一帯は、1894年頃からタオルの生産が始まっており、ブランド戦略が本格的に始まる以前から、今治タオルは世界的に高い評価を得ていました。しかし、その産地について知る人は、全体の2割以下だったといいます。そんな今治タオルのブランディング戦略の一環として作られたのが、今回ご紹介するロゴマークです。
（画像引用元：今治タオル）
ロゴマークを作成したのは、楽天やファーストリテイリング（ユニクロ）のロゴマーク作成にも携わった佐藤可士和氏。今回のブランディング戦略では、ロゴマーク以外にも、オリジナルタオルのデザインなどにも携わっています。
シンプルながら、日本らしいデザインがなされた、このロゴマークが表すのは、産地と品質、そしてお客様に対する強い想いです。
強い赤は、今治タオルが世界から注目を集めていること、そして今治タオルにかける職人や地元関係者の強い想いや情熱などを表しています。
そして、今治タオルのこれまでの歴史や伝統、そして世界でも高い評価を得る品質や安全性などは、青で表現されています。
そしてもう一つ、忘れてはならないのが白です。また使いたくなるようなタオルの優しさ、柔らかさ、清潔感、そして、お客様に対する誠実な気持ちなど、タオルに込められた優しい想いや可能性が、この色で表されています。
この3つが重なりあい、今治の美しい自然を表しているそうです。
積極的なブランド戦略もあり、現在ではこのロゴマークを見れば、今治タオルだと直感的にイメージする人が多くなりましたよね。
今では特別な日の贈り物などにも重宝される今治タオル。その背景には、力強いメッセージがこもった、印象に残りやすいこのロゴマークの活躍があったことは間違いないでしょう。
※参考サイト
ブランドマーク＆ロゴデザイン（今治タオル）
