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ゆるキャラを有効活用!宮古港開港400周年ロゴマーク

ロゴマークをキャラクター化!宮古港開港400周年ロゴマーク

(画像引用元:宮古市

世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は宮古港開港400周年のロゴマーク作成のニュースをご紹介します。

宮古港は岩手県宮古市にある港で、国立公園である三陸復興国立公園の中に位置する港です。三陸復興国立公園には、東北有数の景勝地として名高い浄土ヶ浜もあるため、観光目的で訪れたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

宮古港は2011年3月に起こった東日本大震災で大変な被害に見舞われた場所ですが、実は宮古港誕生の背景にも、津波が大きく関係していたのです。
宮古港が誕生する4年前の1611年、東北地方を大きな地震が襲いました。後に「慶長三陸地震」などと言われるこの地震は、現在の三陸地域に大津波をもたらし、宮古地域も大きな被害を受けたと言われています。
それから約4年後の1615年、津波の被害を巡視するため、当時陸奥盛岡藩の藩主を務めていた南部利直が宮古港周辺を巡視に訪れます。その際、この地を藩の外港として定めたそうです。

そんな宮古港が開港400周年を迎えるにあたり、宮古市のマスコットキャラクターである「サーモンくん」と「みやこちゃん」を起用した、かわいいロゴマークを作成しました。2人が和舟に乗り、波をかき分けて進む姿が描かれています。

サーモンくんとみやこちゃんは、2010年の開始以降注目を集めている「ゆるキャラグランプリ」にも参加しており、2014年は県内順位3位を獲得している、人気のゆるキャラ。そんなマスコットキャラクターをロゴマークに起用することで、県内外への広報活動につなげようというのが狙いと考えられます。
所属している地域以外での広報活動も多いゆるキャラを起用することで、記念行事を市内だけでなく、県内外にも広く広報することができるようになります。
また、ゆるキャラ自体にファンがついている場合、ロゴマークにゆるキャラを起用するだけで、話題になることもあります。
ゆるキャラをお持ちの地域の方が広報活動を行う際には、ぜひこうした点も考慮した上で、ロゴマーク作成を行ってみてはいかがでしょうか。

ちなみにこのロゴマークは、2015年に行われる「宮古港開港400周年記念事業」のイベントなどでも使用される予定とのこと。
これからも宮古市を代表する港として、また復興の象徴として、さらなる発展を期待したいですね。

※参考サイト
宮古港開港400周年記念事業について(宮古市)

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