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（画像引用元：神戸新聞NEXT）
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報！」。
今回は、2017年春に運行予定の新しい寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風（みずかぜ）」のロゴマークが決定したというニュースをご紹介します。
寝台列車の名前を見ても分かる通り、実はこの寝台列車は2015年3月12日に引退予定のトワイライトエクスプレスの伝統を引き継いで生まれる、JR西日本の新たな寝台列車。
トワイライトエクスプレス同様、食堂車やラウンジカーが設けられるほか、展望スペースなども設けられる豪華列車となる予定です。
そのイメージ動画がJR西日本より公開されています。
▼ＪＲ西日本が豪華寝台列車の車両イメージ発表（神戸新聞社（kobedigital)）
「瑞風」という名前は、みずみずしい風という意味の他に、かつて日本が「瑞穂の国」と呼ばれていたことに由来し、稲穂が美しく風にたなびく風景を、みずみずしい風となって人々に幸せを運ぶという意味が込められているそうです。
そんな「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のロゴマークは、全体的にトワイライトエクスプレスのロゴマークを引き継いだものとなっています。
よく見ると、あのトワイライトエクスプレスにもあしらわれていた2人の天使の姿が確認できます。こうした点からも、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がトワイライトエクスプレスの伝統を引き継いだ寝台列車ということがよくわかります。
（画像引用元：世界鉄道の旅）
また、2人の天使の間に書かれたMの文字には2つの意味が。一つは「瑞風（みずかぜ）」のイニシャルMを表したもの、そしてもう一つが、瑞風が駆け抜ける山々に見立てたもので、総じて美しい山々の間を風のように駆け抜ける瑞風の姿を表しているそうです。
今回の瑞風のロゴマークは、鉄道にかんしてあまり知識のない方でも、トワイライトエクスプレスの伝統を受け継いているということがよく分かるロゴマークとなっています。
今回の瑞風とトワイライトエクスプレスの関係のように、何かの伝統を受け継いだロゴマークを作成するのは、実はとても難しいもの。
以前のロゴマークに似すぎても、逆に離れすぎても上手く行きません。
そういった意味では、今回発表された瑞風のロゴマークは、とてもいいバランスで作られたロゴマークではないでしょうか。
人々に長く愛された商品などを終売し、後継商品として新たな商品を発売する場合や、新たに企業や事業を興す場合に、ぜひ参考にしたいロゴマークだと言えます。
※参考記事
新型寝台列車の名称は「瑞風」 ＪＲ西、１７年春導入（神戸新聞NEXT）
JR西日本の豪華寝台列車、名前は『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』に（レスポンス）
