日本は四季折々の美しさが楽しめる国として有名です。四季にこれほどの違いがある国も世界では稀と言われており、季節によって魅せる景色も楽しみ方も変わっていきますよね。その中でも幻想的な美しさを描き出してくれる雪景色は何度みても感動してしまいます。今回ご紹介したいのは、そんな雪景色を見せてくれる街北海道(札幌)に関するロゴマークの色々になります。
年間を通して人気の高い札幌のまちは、2030年度の延伸が予定されている北海道新幹線や施設や建物などの老朽化による影響、冬期オリンピック招致に向けて続々と再開発が行われています。今回は新しく生まれ変わりつつある札幌のまちにフォーカスをあてたロゴマークをご紹介していきます。
参考サイト:
トラベルコ「国内旅行先ランキング」
不動産兵法サイト アットホーム「【2022年最新】札幌市の中心部で進む再開発と新幹線延伸まとめ」
札幌市政100周年記念ロゴマーク
画像引用元:City of Sapporo 100th Anniversary
2022年の8月に市政施行100周年を迎えた札幌市は、100周年を記念して様々な企画に取り組んでいます。その一つがこちらの特設サイトで、北海道出身である錦鯉の長谷川雅紀さんと国際的なバーチャルシンガーとしても知れ渡っている初音ミクがモデルの雪ミクがTOPページに登場します。「次の100年こ〜んに〜ちわ〜!!!」と長谷川さんのギャグ?持ちネタ?にもかけたコピーが大きく配置され100年の丸の部分から二人が顔をだしているユニークなデザインです。
画像引用元:札幌市
そしてこちらは100周年を記念して募集され、道内外から約2000点の応募の中選ばれたロゴマークとキャッチフレーズになります。札幌のシンボルでもある時計台をモチーフにしたデザインで100の丸が時計になってますね!すごい。時を告げる時計台が100年の時の流れを告げているようにも見える素晴らしいデザインです。青空と赤い屋根が調和するデザインで、住みたいまち札幌をさりげなくアピールしているそうです。
キャッチフレーズは「札幌が、もっとはじまる。」という言葉で歴史と新しさ、自然と文化が調和する札幌が人々の愛着と誇り、そして希望に根ざした平和的な力によって、北海道全体とともに素晴らしい未来へ向かってゆく姿と勢いを表現しているそうです。ロゴマークは山下良治さん(世田谷区)、キャッチフレーズは眞木雄一さん(金沢市)の作品となっています。
さっぽろスマイルロゴマーク10周年
画像引用元:札幌市「サッポロスマイル10周年」
札幌のまちなかのあちらこちらで見かける「SAPP‿RO(サッポロスマイル)」ロゴマークが生まれてから10周年を記念したロゴマークになります。札幌市のPRとして上田文雅市長の「魅力都市さっぽろシティプロモート戦略」の一環として誕生したロゴマークで札幌がみんなが笑顔になれる街になれるようにとイメージしたロゴマークだそうです。札幌は美しい自然や、美味しいごはん、様々なスポーツが四季折々楽しめるまちです。そんな魅力溢れるまち札幌でみなさんに笑顔になってもらえるようにという願いが込められているのですね。
画像引用元:札幌市「サッポロスマイルロゴ」
こちらが元々の「SAPP‿RO(サッポロスマイル)」ロゴマーク。札幌のグラフィックデザイナー団体で、デザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT」を運営する「3KG(スリーケージー)」がデザインを手掛けたそうで「カジュアルで親しみやすく、シンプルでリアルに笑顔を印象づけるマークになってほしい」との意図があったようです。
参考サイト:札幌経済新聞
大札新ロゴマーク
画像引用元:北海道建設新聞社
札幌都心部での大規模再開発のPRとして札幌のまちが大きく変化していくことを表したロゴマークが登場しました。再開発を象徴するような高層ビルがモチーフとなったデザインで「大札新」の文字がビルと一体化して描かれた迫力のあるロゴマーク。官民一体で企業誘致に取り組むために策定されたものだそうです。
AOAOロゴマーク
画像引用元:AOAO sapporo
さてその再開発の一つで森、札幌の中心地「大通」で開設準備がはじまっている水族館が「AOAO SAPPORO」と言います。まずAOAOという名前は「生命が生き生きと繁茂する様子を表す「青々」という単語に由来する名称で、海、川、森、生物などの自然の豊かな営みを感じることができる場所をつくりたい」という思いから名付けられたそうです。そして印象的なロゴマークですが、三角形と丸の図形でAOAOという文字を表現しています。図形の中になる小さな白い点には「生き物たちの生命の輝き」と「来館された方々の生き物たちを観察する眼」という二つの意味が込められているそう。一つ一つの図形が生き物のようで可愛らしくもインパクトのあるロゴマークです。
MAARUKU SHINSAPPOROロゴマーク
画像引用元:PRTIMES
マールク新さっぽろは新さっぽろ駅周辺の開発プロジェクトで親しみのある言葉で、誰もが愛称で呼びやすいネーミングとして500通を超える応募の中から選ばれました。住民やまちを訪れる人々を「まーるく」つなげるという意味が込めらた名称です。カラフルなカラーで丸を作るロゴマークは「繋がり」を連想させるデザイン。虹色のカラーは開発コンセプトである「商業、ホテル、予防医療・地域医療、タワーマンション、子育て、産学連携、教育の7つの成長エンジン」を表現。形状はまちのシンボルである「アクティブリンク」をイメージしたそうです。
画像引用元:札幌市厚別区ホームページ
こちらがその「アクティブリンク」で再開発のエリアの中に建設されたもので医療機関や商業施設、マンションなどをつなぐ楕円形の空中歩廊のことです。それぞれの建物と雨や雪にあたらずに移動できる空中歩廊はありがたいですね。
まとめ
ますます、魅力が増す予感満載の北海道(札幌)のロゴマークはいかかがでしたでしょうか?
シンプルで覚えやすいロゴマークが多く見られたように感じます。象徴するものをひと目で認識できること、そしてその意図が見る側にも伝わってくることが長く愛されるロゴマークの秘訣なのかもしれませんね。FS