(画像引用元:What a Lovely Day!)
さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、米国を中心に瞬く間に大ヒットした「Crocs(クロックス)」のロゴマークを取り上げます!
1.Crocs(クロックス)のロゴマークの歴史と由来
Crocs(クロックス)は2002年に米国で誕生したシューズメーカーです。リンドン・デューク・ハンソンら3名が創設した会社ですが、そのきっかけは、3人がカナダにあるフォームクリエーション社が開発した、軽くて滑りにくく、なおかつ足あとがつきにくい、ボート用にピッタリのプラスチック製のシューズに出会ったことでした。
のちにクロスライトと呼ばれる素材を使ったこの商品は、人の体温によって足形にフィットすることや、わずか180gと言う軽さ、そして扱いやすさから、口コミを中心に瞬く間に大ヒットします。
crocsのロゴマークがいつから誕生したのか、その記録については確認できていませんが、初期モデルから「crocs」のロゴタイプがストラップ部分に入っていたのが、公式サイトの画像から確認できます。また、今ではおなじみとなったクロコダイルのシンボルマークは、もともと下記のような、少しつぶらな瞳のイラストが描かれていました。
(画像引用元:クロックス ライフ&シューズNAVI)
2.「crocs」の名前の由来とは?
ところで、なぜcrocsのシンボルマークはクロコダイルなのでしょう。それは、クロコダイルがcrocsという社名に由来しているものの一つになっているから。
クロコダイルは生育環境にもよりますが、平均寿命が70年という種類もいるほど長生き。さらに、陸でも水中でも生活できることや、そのタフさがcrocsの商品の良さと重なり、名前のモチーフ、そしてシンボルマークのモチーフに使われたのだそうです。
ちなみにcrocsにはもうひとつ、名前の由来になったものがあります。それが「クロッグ」、つまり木靴のことです。木靴は靴にとっての命ともいうべき存在。その名前とクロコダイルを掛けあわせてできたのが「crocs」という名前なのだそうです。
愛らしいクロコダイルのイラストには、こういった意味が隠されていたんですね。
※参考サイト
クロックスについて(Crocs)