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事業の始まりを表したロゴマーク | Nestle(ネスレ)

事業の始まりを表したロゴマーク | Nestle(ネスレ)

(画像引用元:Wikipedia

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、コーヒーや菓子などの製造・販売を行う「Nestle(ネスレ)」のロゴマークを取り上げます!

1.Nestle(ネスレ)の歴史とロゴマークの由来

現在ではさまざまな食品を扱うネスレですが、もともとは創業者で薬剤師のアンリ・ネスレ氏が開発した、画期的なベビーフードが第一号商品となっています。

その後、乳製品やチョコレートを始めとした菓子、コーヒーなど幅広い商品展開を進め、2015年8月現在では、世界でも有数の日用消費財メーカーへと成長しています。

そんなネスレのロゴマークと言えば、鳥の巣の中で親鳥と小鳥が向き合う、ほのぼのとしたイラストが印象的ですよね。

事業の始まりを表したロゴマーク | Nestle(ネスレ)
(画像引用元:Wikipedia

このデザインが採用された背景には、創業者のアンリ・ネスレ氏と、第一号商品であるベビーフードが大きく関係しています。

「ネスレ」という企業名の由来となっているのは、もちろん創業者のアンリ・ネスレ氏ですが、実は「ネスレ」という言葉は、ドイツ語で「小さな鳥の巣」という意味を持っているそうです。ネスレのロゴマークは、時代とともに微妙にその姿を変えていますが、初代ロゴマークはネスレ氏の家紋をモチーフに作られているそうです。

また、第一号商品であるベビーフードは、母乳の出ない親や、何かしらの理由で母乳を与えることのできない親にとってはとても重要なもの。ネスレのロゴマークには、ベビーフードを通して、親子の命や絆を支えようとする、企業の強い想いが込められています。

創業者の名前と親子の絆をつなぐという、2つの意味から生まれたロゴマークは、現在もほとんど形を変えることなく、現在まで受け継がれています。次回からネスレのロゴマークを見ると、なんだかほっこりしてしまいそうですね。

1.ネッスルがネスレになった理由

読者の中には、Nestle(ネスレ)をNessels(ネッスル)と記憶している人も多いのでは。実は長い間、英語読みである「ネッスル」と宣伝していたことから「ネッスル」と認識されており、1994年までは日本法人も「ネッスル日本」という名前でした。

しかしその後読み方が変更となり、日本法人もネスレ日本に変更、読み方も「ネスレ」となっています。そのため、年配の方の中には、「ネッスル」と「ネスレ」が違う会社だと思っている人もいらっしゃるようです。呼び方の違いで、年齢がバレてしまうかもしれませんのでご注意を。

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