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1.はじめに
カフェはただコーヒーや紅茶を楽しむだけの場所ではありません。最近では猫カフェやメイド喫茶のように、あるテーマやコンセプトに基づいた店舗づくりがなされているカフェもあります。
なかにはコンセプトに惹かれて店舗を訪れるお客様もいらっしゃるため、コンセプトをどう広報するかはとても重要なポイントです。
そこで今回は、あるテーマやコンセプトに基づいた店舗づくりがなされているカフェのロゴマークの中から、その特徴がよく捉えられているものを2つご紹介します。
Point:コンセプトカフェのロゴマーク事例をご紹介
2.店舗の特徴をモチーフに使ったロゴマーク
はじめにご紹介するのは、世田谷区にある「喫茶 宝石箱」のロゴマークです。
(画像引用元:喫茶 宝石箱)
昭和50年代ごろをテーマに作られたこちらの喫茶店は、懐かしい昭和のアイドルや歌謡ポップスを楽しめる空間と、レンタルギャラリーの空間とに分かれており、その年代の方であれば、思わず「懐かしい!」と口にせずにはいられないおもちゃやインテリアなどに囲まれながら、憩いのひとときを過ごすことができる場所となっています。
そんな「喫茶 宝石箱」のロゴマークには、昭和を感じさせるロゴタイプと、おしとやかにお茶を楽しむ女性のシンボルマークがあしらわれており、見るものに昭和の古き良き雰囲気を感じさせるすてきなデザインとなっています。
次にご紹介する「文房具カフェ」も、店舗のモチーフがわかりやすいロゴマークの一つ。
(画像引用元:文房具カフェ)
渋谷区にあるこちらのカフェは、その名の通りカフェの中で文房具と触れ合える空間を持つことができる場所。店内にはさまざまな文房具が置かれており、一部は購入することもできます。
こちらのロゴマークに描かれているのは、文房具の代名詞とも言える鉛筆です。
一見するとカフェのロゴマークのようには見えませんが、その点はロゴタイプでしっかりカバー。ロゴマークに使われている赤と黒のカラーリングは、多くの方が小学校に上がりたての頃、筆箱に入っていた鉛筆の色とも合致するのではないでしょうか。
今では三色ペンや消えるペンなどを持つ小学生も増えましたが、こうした色合いは20代後半以上の大人にはグッと来る配色なのかもしれません。
コンセプトありきのカフェを開店するなら、ロゴマークにもコンセプトが詰まったものを採用するのがおすすめです。今回ご紹介した2つのロゴマークは、いずれもコンセプトが一目でわかる素晴らしいものです。また、コンセプトがひとつに絞られているというのも、今回ご紹介した2つのロゴマークの大きなポイントです。コーヒーの美味しさやくつろぎやすさなど、伝えたいことは多々あるかもしれませんが、ロゴマークで伝えるコンセプトはできるだけ1つ(または2つ)程度に絞ったほうが、相手に伝わりやすいのではないでしょうか。
Point:ロゴマークで伝えたいコンセプトはできるだけ一つにしておく
3.まとめ
■あるテーマやコンセプトのあるカフェは、広報の手段としてその雰囲気をロゴマークで伝えてみては ■ロゴマークで伝えるコンセプトは1つか2つにまとめておく |