1.はじめに
「出る杭は打たれる」なんて言葉があり、慣例や風習から外れたことをあまり良しとしない日本でも、数年前から積極的に新しくクリエイティブな事業(いわゆるベンチャービジネス)に挑戦する方が増えつつあります。
そんなベンチャー企業には、型破りで面白く、そして奥が深いロゴマークを掲げているところがたくさんあります。世に知られていない事業やサービスを展開するベンチャー企業にとって、ロゴマークは重要な宣伝アイテムの一つであると同時に、企業アイデンティティを多くの人に知ってもらうための重要なツールでもありますから、ある意味ベンチャー企業ほどロゴマークを真剣に考えている企業はないかもしれません。
そこで今回は、数あるベンチャー企業のロゴマークの中から、おもしろくて深い意味を持つものを3つご紹介します。
Point:ベンチャー企業ほどロゴマークを真剣に考えている企業はないかも?
2.社名や理念が隠れたロゴマーク
まずご紹介するのは、ビジネスソリューション事業などを展開する株式会社オロのロゴマークです。
(画像引用元:株式会社オロ)
一見ただのイラストのように見えますが、よく見てみると、目の部分と鼻(口)の部分が「ORO」の文字で構成されています。こちらのロゴマークは創立10周年を機に掲げられたもので、人懐っこさを感じさせるこのロゴマークのように、たくさんの人を笑顔にしたいという想いが込められています。
オロの経営理念である「より多くの人に『喜び・幸せ』を提供する」という言葉にもマッチした、すてきなロゴマークではないでしょうか。
続いてご紹介するのは、ヘルスケア事業やグローバル事業などを展開する株式会社リッチメディアのロゴマークです。
(画像引用元:リッチメディア)
二本足のライオンのようにも見えますが、こちらもよく見ると、リッチメディアの頭文字である「R」が形作られています。
もちろんライオンのイラストにも意味があり、「業界1位になる」という野望が込められているそうです。
どちらもさり気なく社名や企業理念などが織り込まれている、素晴らしいロゴマークではないでしょうか。
Point:さり気なく社名や企業理念が盛り込まれている
3.見方を変えてみたロゴマーク
最後にご紹介するのは、モバイルオンラインゲームなどを配信しているKLab株式会社のロゴマークです。
(画像引用元:KLab)
一見パズルのようにも見えるこちらのロゴマーク、実は携帯電話の画面を覗きこむ人々の姿を、携帯の中から見た姿が描写されています。
友達や知人が楽しそうにオンラインゲームをしていると、ついついどんな内容なのか覗いてみたくなるもの。そんな「思わず覗き込みたくなる」コンテンツを世に送り出したいという想いを形にした、素晴らしいロゴマークだと言えます。
Point:さまざまな視点からロゴマークのヒントを得ることが大切
今回ご紹介した3社のように、多くのベンチャー企業のロゴマークにはさまざまな工夫がなされています。これからロゴマークを作成するなら、ぜひ一度ベンチャー企業のロゴマークを参考にしてみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
■ベンチャー企業のロゴマークは印象深く、おもしろいものが多い ■さり気なく企業名や企業理念を入れてみよう ■さまざまな視点から御社のサービスを捉えると、おもしろいロゴマークができる |