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2021年 面白い自治体ロゴマークまとめ!意外&楽しいデザインがザックザク!

はじめに

ロゴマークの中で一番私たちの身近にあるのは、実は自治体や行政のロゴマークかもしれません。

みなさんが住んでいる街の市章って、実はロゴマークの基本形だったりするんですよ。

市章の多くはロゴマークというよりも、シンボルマークに近いかもしれませんが、中には独特なフォント(ロゴタイプ)も併用し、完全なロゴマークを採用している自治体も最近ではあちこちで見かけます。

そこで今回は、なぜ自治体がロゴマークをつくるのか、その理由を解明するとともに、思わずフフッと笑ってしまうような特徴的なロゴマークをご紹介します。

自治体がロゴマークを作る理由

近年人口減少や少子高齢化が進み、それぞれの自治体では独自のブランディング政策を進めるなど、自治体として生き残っていくための施策を行うことが求められるようになりました。特に世界的に推進されている『シティプロモーション』の取り組みは、日本国内でも広く浸透してきています。

その『シティプロモーション』の一環として地元をPRするために、さまざまなサービスやキャンペーンを行い、その中で多くの人に認知してもらうための重要なツールとしてロゴマークがさかんに作られるようになっています。

では、そんな自治体が作るオリジナルなロゴマークにはどんなものがあるのか、数えきれないほどの中から魅力的なロゴマークをいくつかご紹介します。

ロゴタイプ(文字)が印象的なロゴマーク

それぞれの自治体が言いたいことや伝えたいことを、特に言葉として強く表現しているロゴマーク。

どのロゴマークも自治体の“思い”が、とてもストレートに伝わってきますね。

《島根県隠岐國海士町》「ないものはない」

画像出典:島根県隠岐國海士町

《愛知県半田市》「情熱、蔵出し」

画像出典:半田市

《神奈川県藤沢市》「キュンとするまち。」

画像出典:ふじさわシティプロモーション

《埼玉県深谷市》「ふかやに○○○○?あるある!」

画像出典:深谷市

《兵庫県尼崎市》「ひと咲き まち咲 あまがさき」

画像出典:尼崎市

島根県隠岐國海士町のロゴマークは2011年に誕生しました。島根半島の沖合約60キロにある中ノ島という島が海士町です。

そんな小さな島を象徴する言葉として、発表後は日本全国から注目され観光客の数が急増したという、自治体のロゴマークとしてはまさに秀逸な作品です。

強い意志を表しているような愛知県半田市のロゴマーク。こちらはシティプロモーション用として製作されとても評判となりました。

神奈川県藤沢市と埼玉県深谷市もシティプロモーション用のロゴマークで、どちらもロゴタイプの言葉を読んで、一瞬「?」と考えさせるという効果を持っていますね。

考えさせられることで、見た人には強く印象付けることができます。

深谷市では「○○○○」の部分に1~8文字のさまざまな言葉をいれたバリエーションも豊富に制作していて、市民も楽しみながら使用しているようです。

また尼崎市はラップのようにリズミカルに韻を踏み、「咲き」という言葉と花のような色使いがリンクして、とてもポジティブなイメージのロゴマークに仕上がっていますね。

シンボルマークで全部“語っちゃってる”ロゴマーク

《大分県》「おんせん県おおいた新フロジェクト」

画像出典:大分県

《高知県四万十市》「川とともに生きるまち」

画像出典:四万十市

《鹿児島県鹿児島市》「マグマシティ鹿児島市」

画像出典:鹿児島市

《神奈川県平塚市》「手をつなぎたくなる街」

画像出典:平塚市

《滋賀県大津市》「大津市」

画像出典:大津市

温泉で有名な大分県。“おんせん県”としてのPR第3弾として2015年に発表された、温泉でアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)をするという動画が、現在までに200万回以上も再生されている大人気のプロジェクトで製作されたロゴマーク。

だから!通常の温泉マーク「♨」の湯気の部分が人の足でデザインされています!

一方、高知県四万十市と鹿児島県鹿児島市は、川と火山というそれぞれが有する大自然の恵みを最大限に生かしてシンボルマークにデザインしていますね。四万十市は川と人との営み、鹿児島市は活火山・桜島をわくわくするアイテムとして、地元のイメージアップにつなげています。

平塚市はまさにシンボルマークですべて語っちゃってるロゴマークです。手をつなぎたくなる、人に優しい街を表しています。

日本一大きな湖「琵琶湖」に隣接する滋賀県大津市は、水と緑をモチーフにした波型を印象的に使い、旅籠町として栄えた「人との縁」を表すサークルを採用。街づくりに協力している成安造形大学の学生がデザインしたそうです。

デザインフォントがオリジナルシンボルマークになった斬新なロゴ

ロゴマークではオリジナルフォントを作ることは珍しくはありませんが、以下の二つのロゴは大胆なデザインフォントを採用しました。

フォント自体がすべてを“物語っている”ロゴマークといえますね。

《千葉県松戸市》「やさシティ、まつど。」

画像出典:松戸市

市制70周年を記念して作られたロゴマークは、街にたくさんある桜並木や市の鳥しらさぎに名産の梨、そして松戸市に暮らす親子の姿をデザインしたオリジナルのロゴタイプ(フォント)。

《東京都大田区》「ユニークおおた」

画像出典:大田区

大田区がシティプロモーションを展開していくために策定したブランドメッセージのロゴマークです。「多様な魅力を伝える」ということをコンセプトに、羽田空港から飛び立つ飛行機を再現するなど、様々な「大田区を象徴するモチーフ」を組合せて制作されました。

《埼玉県幸手市》「このまちが好き 幸手市」

画像出典:幸手市

街の名前「さって」に、街の名前の文字「幸せ」をイメージした笑顔の人の顔を浮かべたオリジナルのロゴタイプが生まれています。

ひとことでプロモーションできちゃうロゴマーク

《長野県長野市》「ながのご縁を」

画像出典:長野市

ひと目で縁起が良さそうで、ご縁があったらいいなと思わせてくれて、そして「長野」と「ながの」がかけられているということに後から気づかされるとても効果的なロゴマークです。

ひと文字で表すという手法は非常に難しいのですが、良い印象が残るロゴマークに仕上がっていますね。

《東京都墨田区》「SUKI SUMI」

画像出典:墨田区

シティプロモーション用のロゴマークです。「人とのつながりを大切にしながら、未来への道を進んでいく」という思いを、「人」という一文字で大胆に表現していますね。はっきりと読みやすいフォントで区の名前を組み合わせたことで、墨田区が人にとって住み良い場所だということが、ひと目で伝わるデザインになりました。

名産品を使って地元のPRに成功したロゴマーク

《徳島県》「藍とくしま」

画像出典:徳島県

こちらは徳島県の名産品「藍」の生産振興と利用拡大をはかるためのキャンペーンで制作されたロゴマークです。

落ち着きのある独特な「藍」の色を地に、デザインされたフォントを白抜きであしらっています。

《宮城県登米市》「うまし、たくまし、登米市」

画像出典:登米市

2021年度前期のNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となっている宮城県登米市。

豊かな土地に育まれた名産のお米を主軸に、そこで生きる人々のたくましさと絆を描いたロゴマークは、登米市のシティプロモーション用に制作されました。

まとめ

自治体のロゴマークは自治体そのものを表したり、近年増えているシティプロモーション用のもの、さらにはキャンペーンや地元産のブランドや名産品のPR用など、とても幅広く存在し、そしてひとつの自治体でもいろいろなアイデアが込められていて、とてもおもしろい世界だということがわかりました。

地元のPRに使用するため、その土地土地の特色が凝縮されていて、また作り手の“地元愛”を強く感じるロゴマークがたくさんありました。

そして企業ロゴとは違い自治体のロゴマークに多かったのは“親しみやすさ”や“人と人とのつながり”“人の営み”などを感じさせるもので、見ていてほっこりとした気持ちにしてもらえます。

ここでは紹介しきれなかったおもしろい自治体ロゴマークがまだまだありますので、次の機会にまたご紹介できればと思います!

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