(画像引用元:アピタル(医療・健康))
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は秋田大学が進める新事業の一つ、地元企業との医工連携に伴うロゴマークに関するニュースをご紹介します。
近年、県外への人口流出が止まらない秋田県。2014年5月に総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口動態調査」によると、1年間の減少人数はなんと全国ワースト3に入る1万3千人にものぼり、人口における若者の割合は年々減少傾向にあります。
こうした状況を打破し、地域活性化、ひいては若者が集まるような魅力的な環境づくりのために始まったのが、秋田大学の医工連携です。
高齢化割合が高くなり、他府県以上に医療の重要性が高まる中、医学部を有する秋田大学と地元企業が連携し、医療現場のニーズや不満を解決する商品を開発・発売することで、地域活性につなげていこうというのが、この事業の大きな目的の一つです。
地元企業が潤い、地域が活性化することは、新たな労働機会の創出、ひいては若者にとって魅力的な地域づくりにつながるため、今回の取り組みは県内外問わず、大きな注目を集めています。
今回ご紹介するロゴマークは、そんな秋田大学と地元企業との医工連携によって生まれた商品に付けられるロゴマークです。
(画像引用元:アピタル(医療・健康))
医工連携の取り組み自体は2010年から行われていましたが、広くこの取り組みを知ってもらうために14年に作られたものです。
医工連携の名にふさわしく、手をつないだ姿が印象的なこのロゴマークが付けられたアイテム第一号は、フタを固定できる男性用ポリ尿器。この商品は現場の看護師から生まれたアイデア商品で、フタ部分にロゴマークが刻印されています。
少子高齢化や、都会への一極集中問題が深刻化する中、今回の医工連携の取り組みは、全国的にさらに注目されるものと考えられます。おそらく新たに医工連携に取り組む自治体や大学も増えていくことでしょう。
その中で、商品にロゴマークを付けて県の取り組みを県内外にアピールするというのは、地域の活性化を促す上で、重要な施策ではないでしょうか。
今後こうした取り組みを行う予定の事業者や自治体は、取り組みを広くアピールするためにも、ぜひ今回のようにロゴマークを作成してみてはいかがでしょうか?