1.はじめに
日本のSNSの先駆けとも言えるmixiがサービスを開始して早10数年。今ではmixi以外にも、さまざまなSNSサービスが日本語版の提供を開始し、私たちの生活の一部として機能しています。
そんなSNSのロゴマークに共通して言えるのは、アイコン化を前提としてデザインされていること、そしてガイドラインが用意されていること。つまり、これから新たなSNSサービスを提供するなら、この2つのポイントは必ずクリアしなければならないということになります。
そこで今回は、有名SNSのロゴマークとガイドラインをまとめてご紹介します!
Point:SNSロゴマークはアイコン化を前提としてデザインされており、ガイドラインが用意されていることが前提
2.実は厳格な使用規定があるSNSのロゴマーク
ほとんどのSNSサービスは、ロゴマークが外部で使われることを前提にガイドラインを作成しています。外部でロゴマークが使われるということは、場合によっては企業側が意図しない方法で使用される可能性も高まるということです。つまりSNSのロゴマークは、企業としてどのようにロゴマークを使用して欲しいのか、その意図を明確に文章化する必要があるため、厳格に使用規定を定めているところが多くあります。
そこで、有名ドコロのSNSロゴマークとガイドラインをいくつかチェックしてみましょう。
3.Facebook
(画像引用元:Facebookブランド素材の使用)
▶ ガイドライン:Facebookブランド素材の使用
Facebookのロゴといえば、「f」だけのものや、「Facebook」と書かれているものなどさまざまなデザインのものを目にしますが、実はFacebook使用を認めているロゴマークは、画像左下にある「f」と書かれたこのロゴマークのみ。「Facebook」と書かれているものは、使用してはいけないのです。その他、アイコンとして使用してもよいデザインとして、「f」マーク以外に3つのデザインが挙げられていますが、基本的にいいねボタンを設置するときなどは、こちらのデザインを使用する必要があります。
その他、Facebookのロゴマークの許可事項やよくある質問など、ロゴ使用に関するガイドラインについては、「Facebookブランド素材の使用」にまとめられていますので、こちらをご確認ください。
4.Twitter
(画像引用元:Twitterのブランド資産)
▶ ガイドライン:Twitterのブランド資産
Facebookと同じく、数多くのロゴマークやアイコンを見かけるTwitterですが、実はロゴマークとして私たちが使用して良いのは「Twitterバード」、いわゆるあの青い鳥だけなんです。
それ以外の、例えば「t」だけのロゴマークや「twitter」と書かれたロゴマークは、公式に使用が認められていませんのでご注意ください。
5.LINE
(画像引用元:LINE ロゴの利用について)
▶ ガイドライン:LINE ロゴの利用について
LINEのロゴマークは、画像にある3タイプのみの使用が許されています。FacebookやTwitterよりも後の登場ということもあるかもしれませんが、LINEは世に出回っているロゴマークデザインの数は比較的少なめ。しかし、使用については「斜めにしてはいけない」「立体化してはいけない」などの取り決めがありますので、使用前には必ずチェックしておきたいですね。
6.Instagram
(画像引用元:Brand Resources)
▶ ガイドライン:Brand Resources
INSTAGRAM IDENTITY GUIDE
日本でも利用者が増えつつあるInstagram(インスタグラム)については、2つのロゴマークが許可されています。モノクロのロゴマークというのは、SNSでは珍しいかもしれません。
2015年6月現在、ガイドラインは英文のものしかないため、使用の際は誤訳のないようにチェックしたいですね。
SNSのロゴマークとそのガイドラインについては、他業種でも参考になりますので、インターネット関連サービスを始めたい方はもちろん、これからロゴマークを作成する全ての方にとって、参考になる情報ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Point:SNSのロゴマークは他業種でロゴマークガイドラインを作成する際にも参考になる
7.まとめ
■SNSのロゴマークはアイコン化することを前提にデザインされており、外部使用を前提に厳格なガイドラインが設けられているところが多い ■一般的によく使用されているロゴマークやアイコンも、実は使用規定から外れているものがあるので注意が必要 ■SNSのロゴマークは他業種でロゴマークガイドラインを作成する際にも参考になる |