(画像引用元:PR TIMES)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は、全国高校野球選手権大会が2015年を持って100周年を迎えるにあたり、ロゴマークを作成したというニュースをご紹介します。
今や「甲子園」の代名詞として知られるようになった、全国高校野球選手権大会。甲子園といえば、「春の甲子園」「夏の甲子園」と呼ばれる通り、年に2回開催されているイメージがありますが、実は春に行われるものと、夏に行われるものは、主催メディアや名称が異なります。
今回取り上げる「全国高校野球選手権大会」は、俗にいう「夏の甲子園」のことで、日本高等学校野球連盟と朝日新聞が主催する大会です。
一方、俗にいう「春の甲子園」の正式名称は「選抜高等学校野球大会」で、日本高等学校野球連盟と毎日新聞が主催しています。「夏の甲子園」は1915年に始まりましたが、「春の甲子園」は夏の甲子園の影響を受け、1924年に誕生しており、それぞれ細かな点が異なります。
話を全国高校野球選手権大会に戻しましょう。
先程もご紹介したとおり、夏の甲子園が始まったのは1915年のこと。開始当初はまだ甲子園という球場はなく、かつて大阪府豊中市にあった大阪豊中グラウンドで行われていました。甲子園がメイン会場となったのは1924年のこと。今では阪神タイガースの本拠地となっている甲子園ですが、その作りはニューヨーク・ジャイアンツがかつてホームグラウンドにしていたポロ・グラウンズを参考にしているそうです。
そんな全国高校野球選手権大会100年目を記念して作られたのが、こちらのロゴマークです。
(画像引用元:PR TIMES)
打席に立ったバッターがピッチャーを見ている時の様子を、ヘルメットだけで表現しています。コンセプトが「可能性を秘めた、未完成のシンボルマーク」ということもあり、球児が見つめる先にはボールだけでなく、優勝や若者たちの未来があるのかもしれません。また、さわやかなスカイブルーで若さを表現しているとのことですが、甲子園の晴れた青い空をも連想させるのは、筆者だけではないはず。
このロゴマークは、2015年の全国高校野球選手権大会でも使用されるようですので、この夏甲子園を見るなら、ぜひこのロゴマークにもチェックしてみてくださいね。