(画像引用元:愛知県)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は愛知県の観光PRロゴマークが作成されたというニュースをご紹介します。
日本のほぼ中心部に位置する愛知県には、名古屋城や東山動植物園など、さまざまな観光地が存在します。いずれも日本では知名度の高い観光地であり、2012年には9,362万人もの観光客が愛知に訪れています。
しかし、海外の方の中での認知度はさほど高くないというのが現状のようで、今後観光業を更に盛り上げていくためには、近年増加傾向にある外国人観光客の獲得が急務となっています。
こうした事態を受け、愛知県では2015年を「あいち観光元年」と銘打ち、国内観光客だけでなく、外国人観光客にも愛知県を知ってもらおうと、観光PR用のロゴマークを作成しました。
(画像引用元:愛知県)
日本らしいデザインに仕上がっている日本地図の、ちょうど愛知県の部分からハートが飛び出しています。これは「Heart”of JAPAN」というキャッチワードに連動してデザインされたもので、愛知県は位置的にも、そして産業(技術)や伝統の面においても、日本の中心地といえるような、世界に誇るべきものが多数あることを表しています。
ハートは愛知県の「愛」を表していると同時に、愛知県が人間にとっての心臓のような場所でありたいという想いも表しています。心臓が人間の臓器にとって重要な部分であり、血液を送ることで人間の命を支えているように、愛知県も日本がより活性化し、飛躍する原動力となるような活動をしたい、という想いが込められています。
また、このハートは愛知県に対する「愛」という意味も込められており、日本だけでなく、外国人観光客にも愛されるような場所でありたいという気持ちも表しているようです。
日本政府観光局の発表によると、2015年5月までの外国人観光客数は750万人を超えており、昨年の同じ時期に比べて約3割ほどその数は増えています。このままのペースで行けば、過去最高となる1,600万人に迫る数の外国人観光客が訪れることが期待されているとのこと。
外国人観光客に対して、言語ではなくイメージで内容が理解できるロゴマークはとても有効な広報材料となります。外国人観光客獲得に力を入れるなら、訴えたいことがわかりやすいロゴマークを作成するのも、有効な手段の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。