周年記念ロゴを作成する前に押さえておきたい基本

会社の創立を記念したり、製品やサービスそしてキャラクターの誕生を祝して「周年記念ロゴ」を作るケースが増えています。周年記念をいつ行うかはそれぞれの考え方によるものなので、50周年・100周年などの節目の年ではなくても、お祝いをしてイベントをすることができます。

そこで今回は、「周年記念ロゴを作成する前に押さえておきたい基本」をご紹介します。周年イベントをお考えの方はぜひ、ロゴの作成もご検討ください。

※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。

Contents

周年記念ロゴを作る目的とは
周年記念ロゴのパターン
既存ロゴ組み合わせタイプ
既存ロゴ改変タイプ
新規製作タイプ「キャラクター×ロゴ」
新規製作タイプ「数字デザイン」
新規製作タイプ「キャラクター × 数字デザイン」
おわりに

周年記念ロゴを作る目的とは

周年企画には多彩なものがありますが、いずれもステークスホルダーや顧客との関係性の強化に効果的で、一体感を高めることができます。さらに、スローガンや周年記念ロゴを作ることで、企画の方向性を具体化しアピールをすることができるのも魅力のひとつです。

さらに周年記念ロゴの軌跡をたどることで、記念事業を振り返ったり歴史を振り返ったりすることができます。会社沿革などのコンテンツに活用できるのも嬉しいポイントです。

周年記念ロゴのパターン

周年記念ロゴのデザインにはいくつかのパターンがあります。大きく分けると「既存ロゴ組み合わせ」「既存ロゴ改変」「新規製作」です。具体的な例を見ていきましょう。

既存ロゴ組み合わせタイプ

画像引用元：Ｊリーグ.jp「Ｊリーグ25周年記念ロゴマーク　デザインが決定！」

既存のロゴに、周年記念ロゴを組み合わせたタイプです。単体のロゴを使用しつつ、周年記念をアピールすることができます。

Jリーグの25周年記念ロゴは、単体のロゴで使用されていた赤と黒の2色をベースにまとめています。並列して使用することを想定しデザインされているので、並べても違和感がなく綺麗にまとまっています。

既存ロゴ改変タイプ

画像引用元：PRTIMES　株式会社ウテナ「株式会社ウテナ90周年記念ロゴと新コーポレートスローガンを発表」

既存ロゴを周年記念タイプに変更することで、従来のロゴのイメージを踏襲することができます。

株式会社ウテナの90周年ロゴは、既存ロゴを改変して数字を追加、既存ロゴでも使われていた花をアレンジし、特別感のある金色に近い山吹色を差し色として使っています。ロゴの形だけではなく色使いもまた、特別冠を演出するための重要なポイントです。

新規製作タイプ「キャラクター×ロゴ」

画像引用元：しまねっこの部屋。「しまねっこ10周年記念ロゴダウンロード（期間限定）」

オリジナルキャラクターをロゴに用いたデザインは、キャラクター自身の記念年を祝うだけではなく、キャラクターにゆかりのある土地や製品そしてサービスなどの記念年を祝うケースでも見られます。キャラクターの周年記念バージョンを描くことで、特別感を演出することができるのも嬉しいポイントです。

しまねっこの10周年記念ロゴでは、既存のしまねっこを起用し、10周年ロゴにアレンジしています。「10周年ありがとにゃ」の文字をロゴに入れ込むことで、感謝の気持ちが伝わるのは素敵ですね。

新規製作タイプ「数字デザイン」

引用元：十文字学園100周年サイト「十文字学園創立100周年記念ロゴマーク」

数字をデザインしたロゴは、キャラクターやシンボルマークを用いていない企業やサービスそして製品であっても作りやすいです。また、数字がメインなので記念年や記念日が目立ちやすいという効果もあります。

十文字学園100周年記念ロゴのデザインは公募されたものです。100周年の「1」が十文字学園（Jumonji）の頭文字「J」も表しており、さらに100の「00」の中に十が隠れているという仕掛けも。爽やかなパステルカラーが用いられており、ピンクは女性らしさや優しさ、スカイブルーは教養をイメージしています。