記念行事や周年事業に欠かせないのが「周年記念ロゴ」です。ロゴマーケットでは、周年記念ロゴや期間限定ロゴを作成したい方のために、ロゴデザインの特集をシリーズでご紹介しています。
今回は、「周年記念ロゴ特集~数字デザイン×キャラクター編~」です。数字デザインの中にキャラクターが取り込まれているロゴにはどんなものがあるでしょうか。一緒に見ていきましょう。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
Contents
清水エスパルス:30周年記念ロゴ
画像引用元:清水エスパルス公式WEBサイト「清水エスパルス クラブ創設30周年記念ロゴ決定のお知らせ 」
Jリーグで活躍している清水エスパルス。2022シーズンにクラブ創設30周年を迎えるにあたって、2021年に「30周年記念ロゴ」のお披露目を行っています。
多彩な30周年記念事業を企画しており、記念事業と共に、30周年記念ロゴを活用することで、多くの人に周年のアピールを行っていきます。
ロゴデザインで参考にしたいポイント
30周年記念ロゴは、「これまでの感謝と未来への想い」をデザインコンセプトに作られました。オフィシャルマスコット「パルちゃん」の耳を30周年の「3」に起用し、クラブエンブレムのシンボルの地球儀を組み合わせ、「世界に通じるクラブへの飛躍」を表現したロゴです。
ベースカラーに使用されているビビットなオレンジは、エルパルスのイメージカラーでもあります。コーポレートカラーやイメージカラーを周年ロゴにも用いることで、より親しみを感じるロゴを作ることができます。
参照:清水エスパルス公式WEBサイト「清水エスパルス クラブ創設30周年記念ロゴ決定のお知らせ 」
くまモン:くまモン10周年記念ロゴ
画像引用元:熊本県知事公室くまモングループ『くまモン10周年記念ロゴ」が決定しました』
くまモンの10周年を記念したロゴは、一般公募され投票によって2つが選ばれました。こちらのロゴは熊本市在住のアートディレクター、内村光一さんが手掛けたものです。コンセプトは、「いままでもありがとう。これからもよろしくま。」 です。
ロゴデザインで参考にしたいポイント
ロゴ中央にあるくまモンの顔に見立てた黒い円は、熊本城を築城したことで知られる加藤清正の家紋「蛇の目」を起用。ロゴの上部に飾った10個の赤い星は、トマトやスイカといった特産品から連想される「熊本の赤」と「熊本の人々の情熱」を示しています。星の架け橋で「次の100 年(hundred)を目指して欲しい」という思いが込められています。
コンセプトを明確にするだけではなく、使用するモチーフにも工夫を凝らすことで、より親しみやすいロゴを作ることができます。また、周年記念ロゴにキャラクターを起用しアレンジを加えることで、普段のキャラクターとはひと味違うフレッシュな魅力がでるのも嬉しいポイントです。
参照:熊本県知事公室くまモングループ『「くまモン10周年記念ロゴ」が決定しました』
大阪府泉南市:市制50周年ロゴマーク
画像引用元:泉南市ホームページ「市制施行50周年記念ロゴマークが決定しました」
大阪府泉南市では、市制50周年を記念してロゴマークを公募し、大阪府内在住の中村幸恵さんの作品が選ばれました。各種配付物や掲示物、50周年記念事業だけではなく、市職員の名刺などに活用されています。さらに、公序良俗活用されています。
ロゴデザインで参考にしたいポイント
50周年の「5」に、泉南市のマスコットキャラクターである泉南熊寺郎の線画を用いています。さらに、市章を「0」にみたてることで泉南市らしさを表現。泉南市をイメージした海のブルーと熊寺郎カラーの太陽のような黄色をカラーに使用しています。さらに、モノクロやブルーで統一されたロゴも用意しており、用途によって使い分けができます。
マスコットキャラクターと市章を数字デザインに落とし込むことで、泉南市らしさを感じられるロゴに仕上がっています。用途に応じてカラーリングの違うロゴを使い分けられるのも良いですね。
公的な取り組みではロゴやキャラクターを公募するケースが多くあります。そのうえで、使用目的や用途を考えてデザインを行いルールを設定することで、より多くの人にロゴを活用してもらうことができます。多くの人に親しまれ触れてもらうためにも、多彩な施策を考えてみましょう。
参照:泉南市ホームページ「市制施行50周年記念ロゴマークが決定しました」
おわりに
「周年記念ロゴ特集~数字デザイン×キャラクター編~」をご紹介しました。オリジナルキャラクターとロゴや数字を組み合わせるだけではなく、数字デザインにキャラクターを起用することで、親しみやすくなじみ深いロゴを作ることができます。
ユニークな周年記念ロゴを制作して、記念事業に活用しましょう。
周年ロゴのデザインにお悩みの方は、ぜひ以下の記事もご一読ください。
⇒周年記念ロゴ特集~数字デザイン編~