世の中にあるロゴマークの中で、もっとも効果的なものはまずは目を引くこと、そして強く印象付けるもの、さらにロゴマークとそれが表すもの(企業や団体、商品やサービスなど)がしっかりと結びついているもの、これらが非常に大事ではないでしょうか。
そこでロゴマークを新たに製作する際には、さまざまな知恵を出し合ってブランディングしていき、個性的なロゴマークが生まれるというわけですね。
一方でロゴマークにも流行りがあります。特にロゴタイプに使用されるフォントやカラーは時代性が強く感じられます。
今回ご紹介するのは、日本古来の「家紋」をモチーフにしつつ、非常に斬新なデザイン性を持つ太田純法律事務所のロゴマークです。
都心で新たにスタートしたのは幅広い案件と実績を誇る弁護士事務所
東京都千代田区神田という日本の中心地で、2017年に新たに開業した太田純法律事務所。
企業法務・労務・コンプライアンス、知的財産、企業買収・独占禁止法などの企業向けの相談ごとから、医療・介護や行政・税務訴訟、さらに倒産や相続まで非常に幅広く案件を取り扱っています。
代表の太田純氏は弁護士登録20年以上という実績を持ち、オールオーダーメイドという姿勢で顧客ひとりひとりに対し評価を得てきました。
そんな太田純法律事務所が開設する際に製作したロゴマークは、真新しい事務所にふさわしい颯爽としたイメージと日本の伝統をミックスしたものになりました。
唯一無二の存在になるという意思を表したロゴマーク
画像引用元:太田純法律事務所
こちらが太田純法律事務所のロゴマークです。
スタイリッシュな濃紺カラーをベースにして、キュービックの中に「天秤」のモチーフを活用した法律事務所らしいロゴマークになっています。
私たち一般人の中で弁護士と聞いて思い浮かべるマークと言えば「ひまわり」や「天秤」ですね。それは弁護士が胸につけている記章にあしらわれているものだからです。
弁護士事務所のロゴマークでは、やはり天秤を模したものは少なくありません。
さらに日本伝統の「家紋」を全体的なイメージに用いています。
「家紋はその家だけのものであり、その家を表すもの、そこにしかない唯一無二の存在」という、古来の家紋についての考え方から、依頼者にとって「太田氏だから任せたい」という思いに応えるための“目印”になるようにとの思いが込められているそうです。
このデザインの中には「天秤」「太」さらに「人」という文字もイメージされているということで、弁護士と依頼者とのつながりも表現されています。
「家紋」をモチーフにしたということで、どこか古めかしいものかと思いますが、逆に非常に凝っていてスタイリッシュなロゴマークになっていますね。
古いものを新たに再生するロゴマークの作り方は、基本的な手法でもありますが、そのバランスをとることがとても難しいものです。
家紋って今で言うロゴマークですよね。
その家紋を現代風にアレンジした太田純法律事務所のロゴマークは、基本的なロゴ制作の際にとても参考になるものと思われます。
参考サイト
太田純法律事務所