ロゴマークラボ | ロゴを制作する上で知っておくと役立つ情報を発信!

レトロ感をうまく利用した池田翔一法律事務所のロゴマークとロゴ作成のヒント

ロゴマークを構成する大きな二つの要素は、文字のフォントやカラーで作られるロゴタイプと、イメージを膨らませる印象的なシンボルマーク。
どちらか一方だけで成り立っているケースもありますが、多くの場合は両方でひとつのロゴマークとして成立していますね。

そのロゴタイプとシンボルマークについては、ベースカラーは統一されていることが多いですが、デザイン全体から見ると統一性はそれほど重要視されていないように感じられます。
そこがロゴマークとしての完成度を高めている場合が多いようです。

ところが今回ご紹介する北海道室蘭市の池田翔一法律事務所のロゴマークは、トータルデザインがしっかりと統一されていて、さらに付随するさまざまなものとのバランスも考えられており、ロゴマーク単体としてだけではない訴求力があるものとなっています。

若手弁護士が親身になって相談に乗ってくれる池田翔一法律事務所

平成30年に開設された北海道室蘭市にある池田翔一法律事務所。代表弁護士の池田翔一氏は札幌市で弁護活動をはじめ、札幌弁護士会に所属しています。
まだ若手と言える池田弁護士ですが、事務所開設に当たっては、依頼者一人一人の状況に応じた的確な弁護活動を行うように、オーダーメイドな法的サービスを目指しているそうです。

またさまざまなトラブルに巻き込まれると、日常生活を送ることさえむずかしくなることが多く、案件の処理によって依頼者が通常の生活に戻ることができるようなサポートも重要視しています。

レトロな雰囲気があちこちに見えるトータルブランディング


2020年にロゴマークが発表された池田翔一法律事務所。
そのロゴマークがこちら。

画像引用元:ASOBOAD

「公正」と「平等」を表す弁護士の象徴である「天秤」をモチーフにしています。その天秤も、天秤の中に入る英字のロゴタイプ、シンボルマークに続く日本語のロゴタイプまで、全体的にレトロなデザインで統一されています。

このレトロ感には見る人に安心感を与えて緊張感が和らぐような思いが込められているそうです。

さらに偶然か必然か?

画像引用元:ASOBOAD

事務所の建物なども同様にレトロな雰囲気があり、ロゴマークのデザインととてもマッチしています。
歴史を感じる佇まいと、レトロなロゴマークのマッチングが素晴らしい!

画像引用元:池田翔一法律事務所

ステンドグラスが使用された事務所の窓とロゴマークの雰囲気も非常に合っていますね。

レトロ感やアンティークっぽさを出すと、重厚感が前面に出てしまうこともありますが、今回はシンボルマークとなった天秤と英字フォントも繊細なタッチで描かれており、全体的に圧迫感もなく軽やかになっています。
レトロ感と軽やかさ、さらに若手弁護士ということからも、依頼者に対して開放されたイメージとなっていますね。

レトロ感を上手にデザインしたロゴマークのひとつと言えます。

参考サイト
池田翔一法律事務所
ASOBOAD

 

ページTOPへ戻る