初詣のお賽銭にご縁がありますようにと5円玉を投げ入れたり、受験の際に験を担ぎとして「カツ(勝つ)」を食べたりした記憶ありますよね?日本人は古来より縁起をかつぐことが大好きな民族であり、縁起の良いものが大好きです。有名なものとしては「蛇の抜け殻を財布に入れると金運がアップする。」「流れ星が消える前に願い事を3回すると願いが叶う」「四葉のクローバーを見つけると幸福になれる」「茶柱が立つと、吉事の前触れ」などなど思いつくだけでも沢山の縁起が良いとされるものがあると思います。大事な会社を作ろうと思ったときに、その社名やシンボルとなるロゴマークはやはり縁起の良いものがよい!と考える方が多い傾向にあります。今回ご紹介するのは、縁起の良さが感じられロゴマークです。
参考URL:社会人の教科書
阿波ふうど
画像引用元:如 月 舎
阿波ふうどは徳島県産品を全国にPRするブランドで「徳島の風土が培った食の魅力と素晴らしさを、多くの方に知っていただき、ともに分かち合いたい。」という想いを込めて徳島産の豊かな食材に「阿波ふうど」と名付けられたそうです。ブランディングデザインを担当されたのも徳島市のデザイナー藤本孝明さんで、ロゴマークはAWAの文字を時計回りに90°回転させて「幸」の文字に見えるようデザインされています。これはコミュニケーションコンセプトの「徳島の幸を、みんなの幸せに。」という想いが込められたものだそうで、藍色のカラーリングや印鑑のような図形は「和」のテイストを感じさせるモダンなデザインに仕上がっていますね。漢字の「幸」の文字があるだけで幸福が訪れそうな縁起の良さを感じます。
京都かめよし
画像引用元:associe pd
画像引用元:京都かめよし
京都かめよしは京都産のとうもろこしを用いたポップコーンのブランドです。農薬や化学肥料を使わない畑で爆裂種とうもろこしを育て、北山Laboで香ばしいポップコーンに仕上げて新しい味を開発しています。ロゴマークは「京都かめよし」のブランド名にちなんで亀の甲羅をイメージしており、八角形の太い角紋の中に細い「吉」の文字が組み合わされ甲羅の模様のように見えるようデザインされています。また、とうもろこしの粒を「宝石」と称した歴史があることから宝石の輝きもイメージしてデザインされたとのことです。亀は万年と言われるくらい長寿として縁起の良さを誇る生き物であり、甲羅の文字にも「吉」と描かれているロゴマーク。パッケージにも拘りがあり、京都の土産らしさを出すようなぶら下げて持てるテトラ型であったり、鶴のイラストが描かれていたりと上品でおめでたい席のつい贈りたくなってしまう喜ばれるデザインですね。
DENZO
画像引用元:DAENZO
DENZOは家具・インテリア雑貨を取り扱うEC事業を行う企業です。静岡を本社に持つ企業であるところから「富士山」をモチーフにDENZOの頭文字「D」とLifestyleの頭文字「L」をイメージしたシンプルなロゴマークが魅力です。富士山は日本のシンボルでもあり、大地のエネルギーに満ちたパワースポットとしても有名な山でもあります。富士山は古来より神々宿る神聖な山として人々から敬われてきましたので見る人にとっても縁起が良いと感じられるロゴマークであることは間違いありません。また、細めのラインで描かれた一筆書きのデザインは品質の高さとセンス良さを表現しています。
まとめ
縁起の良さを取り入れたロゴマークいかがだったでしょうか?
どれも、素敵な想いが込められた目を惹くデザインばかりでしたね。そこにあるだけで、幸福が舞い込んできそうなロゴマークだと仕事に込める意気込みもまた変わってくるかもしれませんね。もしも、新しいビジネスの成功をこっそり祈願できるような、ロゴマークにも取り入れられる縁起のよいモチーフをお探しの場合はこちらの記事「新ビジネスの験担ぎに。厄除け・縁起を呼ぶロゴマークを作るヒント」もご参考になさってみて下さい。FS
参考文献:縁起の良いデザイン