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日本の自動車メーカー・ブランドのロゴマーク その共通点とは?

日本の自動車メーカー・ブランドのロゴマーク その共通点とは?

1.はじめに

消費税増税の影響などもあり、2014年の自動車新車販売台数は前年をわずかに上回ることができた、日本の自動車業界。しかし、増税後の新車販売台数は決して芳しいものではないことや、米国を中心にタカタ製エアバックのリコールが問題になっていることなど、今後の見通しは決して明るくはありません。

そんな自動車メーカーにとって、ロゴマークはとても大切なモノ。それは、自動車の外観だけではメーカーが判別できなくとも、エンブレムを見ればどこの自動車メーカーのものなのか、すぐに判別することができるからです。他業種よりも視認性を求められる自動車メーカーのロゴマークには、きっと他業種であってもぜひ取り入れたいポイントが隠されているはず。
そこで今回は、日本の自動車メーカーまたはそのブランドのロゴマークの共通点についてご紹介します。

Point:日本の自動車メーカー(ブランド)ロゴマークには他業種でも取り入れたいポイントが隠されている?

2.日本の自動車メーカーのロゴマーク その共通点とは

日本の自動車メーカーのロゴマーク、またはブランドのロゴマークを並べてみると、大きな共通点があることに気づきます。それは、複雑なデザインでないこと、そして青と赤がよく使われているということです。

前述した通り、自動車メーカーやブランドのロゴマークは、エンブレムとして使われることが多いもの。エンブレムはメーカーを判別する大きなポイントとなる部分ですので、メーカー名またはブランド名の頭文字が使われていたり、モチーフにされていることが多いようです。デザインが比較的単純なのは、一瞬で記憶に残りやすい点を配慮しているからかもしれません。

一方、自動車メーカーとしてのロゴマークだけに着目してみると、青や赤がよく使われているという傾向が見て取れます。日産自動車や日野自動車の場合は、日本の国旗にもなっている日の丸から赤を取り入れているようです。これは、将来的に日本を背負って立つ企業になるという意味も込められていたのかもしれません。一方青は、空をモチーフにしていることが多く、日産自動車は天空を、スバルは星がプレアデス星団をモチーフにしているとのことです。

Point:日本の自動車メーカー・ブランドロゴマークの共通点は、判別のしやすさと色の使い方

3.赤と青がよく使われる理由はココにもあるのでは?

こうした事情とは別に、青と赤というのは遠くからでも判別しやすい色であるという点も、多くの企業に選ばれているポイントになっているのではと筆者は考えています。
インターネットが普及した現代とは異なり、昔は車を走らせながら、地図や住所を頼りにディーラーを訪れる人が多かったと考えられます。手探りでディーラーを探すユーザーのために、赤や青のロゴマークを看板に掲げることで、探しやすさを配慮したのではないでしょうか。
ロゴマークやエンブレムの視認性を考慮している自動車メーカーなら、こうしたポイントを意識している可能性も高いと考えられます。

視認性を追求している自動車メーカー・ブランドのロゴマーク。自動車関連のブランドを立ち上げる際はもちろん、自動車関連以外の商品を取り扱う場合にも、こうした工夫はぜひ参考にしたいですね。

Point:自動車メーカー・ブランドのロゴマークは視認性を重視している?

4.まとめ

ユウ局員 ■日本の自動車メーカーの共通点は「瞬間的に頭に残りやすいデザイン」「色」にある

■赤・青がよく使われているのは、遠くからでもディーラーを見つけやすいようにするため?
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