ロゴマークラボ | ロゴを制作する上で知っておくと役立つ情報を発信!

JRAロゴマークに秘められた思いと参考になるポイントは?

JRAのロゴマーク

画像引用元:JRA日本中央競馬会

世の中に数多く存在しているロゴマーク。企業の顔とも呼べる大切なもので、人々の印象に残るデザインにしつつ、自社のメッセージを織り込むことが求められます。

そうした人を惹きつける「良いロゴマーク」は、作成におけるポイントを押さえて作られているものです。

ロゴマークラボでは、良質なロゴマークを取り上げ、製作の知識とヒントをご紹介します。今回は、JRAのロゴを見てみましょう。

JRAのロゴマークの歴史

JRA(日本中央競馬会、Japan Racing Association)とは、競馬の管理・統括をする団体です。競馬の開催、関連施設の管理、競走馬の研究や改良、伝統の馬事文化の振興、騎手や調教師などの育成などを主な業務としています。

ロゴマークを手がけたのは、デザイナーの榮久庵 憲司(えくあん けんじ)氏です。シンプルながら、印象に残るデザインが多いことで知られています。

ロゴ作成の参考にしたいポイント

JRAのロゴマークで参考にしたいポイントは、競馬ならではの要素に対する配慮です。

競馬は、ギャンブルとスポーツの両方の性質を持つ競技です。「公営ギャンブル」と銘打たれている通り、賭け事の要素はもちろんあり、形としてはギャンブルといえます。一方で、競技者やその関係者から見れば、競馬はスポーツです。

こうした二つの性質を併せ持つ競馬。そのなかでも「賭け事」の要素に対しては、一般的にはマイナスのイメージを持つ人が多いでしょう。そうした負のイメージを払拭しつつ競馬の特徴を表現するために考案されたのが、JRAのロゴマークです。

シンボルマークは、楕円のなかに馬が描かれたデザインです。これは競馬の中心である馬とレース場をモチーフに、競馬場を疾走する馬を表現しています。シンボルマークで注目してほしい点が、楕円の一部が開いていることです。円を開くことで開放感が加わり、競馬ならではの疾走感を感じられる爽やかなデザインに仕上がっています。

また、ロゴタイプも「JRA」の文字のはね・はらいを伸びやかに表現することで、より疾走感が増したデザインになっていると感じました。

緑色のシンボルカラーで競馬ならではの要素を表現

JRAのロゴマークのシンボルカラーには、緑色が採用されています。競馬場の木々や芝コースを思い起こさせる色で、自然と身近な存在である競馬を表現するのにうってつけの色です。

そうした緑色の中でも、深みと落ち着きのあるどっしりとした緑色がロゴマークには使われています。競馬場のイメージにぴったりなだけではなく、はっきりとした色使いによってデザインを目立たせるために、この緑色が使われているのではないでしょうか。

このようにJRAのロゴマークは、シンプルながらも、「賭ける側」と「賭けられる側」という二つの要素を巧みに表現したデザインといえるでしょう。

あなたのお店や企業・チームのロゴマークを紹介させてください!

皆さんの会社やチームのロゴマークには、どんなストーリーがありますか?作成ポイントと合わせて、ぜひロゴマークラボへお寄せください!

ロゴマークラボの「独断!粋なロゴマーク」内および公式Instagramにて紹介させていただきます。

投稿方法

Instagramで「#ロゴマークラボ 」をつけてご投稿ください。

皆さんに共有したいと思ったロゴマークについては、当サイトから投稿アカウントへDMをお送りいたします。

キャプションに

・ロゴマークを使用している会社・チーム名
・ロゴマークに込めた思い
・作成の際に苦労した点、工夫した点

などを記載いただくと採用されやすくなりますよ!

ページTOPへ戻る