画像引用元:木のある暮らしをはぐくむ建築家きときと
ロゴマークの世界で時を超えていつの時代でも一定程度の人気をほこっているのは、かわいらしいキャラクターやシンボルマークです。
文字から得られる情報としてのロゴタイプもロゴマークにとっては重要なポイントであることは間違いありませんが、大ヒットするシンボルマークの影響力はとても大きいものです。
やはりキャラクターのような視覚的な訴求力というのは、文字の力をはるかに超えるものなのかもしれませんね。
茨城県で活躍する建築家集団「きときと」のロゴマークでも、オリジナルのシンボルマークがぐっと目を引きます。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
新しい生活や価値観を共有した6組の建築家たち
「きときと」は茨城県で活動する6組の建築家たちによって構成された建築家集団です。
そのモットーは地元茨城県産の「木」を取り入れた住宅建築を推進すること。
木のある暮らしをはぐくむことを目標に住宅建築だけではなく、さまざまなイベントやセミナーなども手がけ、人と木をつなぐシナプス的な役割を果たしています。
6組のメンバーはそれぞれ茨城県在住で個々の事務所も持ち活動をしています。
時代の流れとともに新しい生活や新しい暮らしという価値観が浸透し、茨城県という土地で暮らすこと、地元の木を使った人と自然に優しい建築など、6組の建築家たちには同じ思いやテーマが通底しています。
「きときと」は木に触れてもらうイベントや、家づくりや土地についてのセミナーなども開催し、自分の家を建てるという人生の一大イベントをサポートする取り組みを通して、人と自然との距離を縮め自然と寄り添う新しい暮らし方の提案まで行います。
社会の未来を見据えた思いが込められた不思議な生き物
今回「きときと」がロゴマークとリーフレットを同時に制作依頼したのは、同じ茨城県のデザイン事務所TRUNK。
画像引用元:TRUNK
ロゴマークを見てまず目に飛び込んでくるのは、かわいいような不思議な生き物の姿です。この生き物には「キトちゃん」という名前まであるんですよ!
でもこのシンボルマークにはとても深い思いが込められていました。
自然の恵みである木の象徴として森に住む不思議な生き物を生み出し、2匹が寄り添う様子には、クライアントと建築家のメンバー、さらには木と人が共存していくことが表現されているそうです。
不思議だけど、どこか気になって一度見たら絶対に忘れないシンボルマーク。
建築家のロゴマークとしては少し風変りかもしれませんが、人と自然がともに生きていくという未来志向の意図を感じることもできます。
よくよく見ていると建築家として社会の未来を構築するという、本来の姿を見せてくれているような気もしますね!
この不思議な生き物を採用した建築家集団「きときと」のロゴマークは、かわいいキャラクターで人目を引くというだけではなく、人が目指す未来の世界を示しているようなとても深い意味がありました。
かわいいキャラクターで興味を持ってもらい、いつしか本意を知ってもらうためのロゴマーク。これはロゴマークとしては実に秀逸な作品だと言えそうですね。
参考サイト
木のある暮らしをはぐくむ建築家きときと
TRUNK
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