画像引用元:熊本総合病院HP
さまざまなサービスが多様化する昨今、これまで以上にブランディングや他社との差別化やサービスの向上に向けてロゴマークを作成する法人や団体が増えています。その中の一つが病院です。
全国の医療施設の数は増加傾向にあり、サービスの差別化や病院の特色を出さなければ生き残れない状況になりつつあります。これにより医療だけではなくマーケティングやブランディングに力を入れる病院も増えてきました。
さらに、医療関係は広告規制があり、広告表現でオリジナリティを出すのは難しいという事情があります。そこで、ひと目みて違いがわかるロゴマークを作るケースが多いのです。
今回は熊本県八代市にある熊本総合病院のロゴマークを取り上げます!病院のロゴで大切なポイントとは。
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熊本総合病院のロゴマークの歴史
熊本総合病院は1948年に健康保険八代病院として誕生しました。公的病院といえども経営は順風満帆ではなく、ある時期から危機的な状況に陥っていたといいます。そんな中、2006年から行われた徹底的な改革により、一気に黒字病院へと生まれ変わりました。
その中には「病院を八代市のランドマークにする」という新しい試みもありました。病院をブランディングするということです。
経営の立て直しには経費削減が一番手を付けやすいのですが、熊本総合病院はその逆で、まるで一流ホテルのような病院へと建て替えました。
そして自分たちがかかりたいと思える質の高い最新の医療を提供すること、治療と癒しに情熱を燃やすことを基本に、病院で働くすべての人がプライドを持てる環境を整えるとともに、地域のランドマークとして美しく新しいまち創りに貢献することをコンセプトにしたのです。
ロゴ作成の参考にしたいポイント
熊本総合病院のロゴマークには、中心に「蛇の杖」がデザインされています。これはギリシャ神話の中で医の象徴として世界中で用いられている「アスクレピオスの杖」です。
まわりを囲んでいるのはぶどうの木と房のデザイン。これは、日本でぶどうが古来より薬として用いられてきたことに由来しているそうです。
医療というメッセージを込めたシンボルの組み合わせと、歴史ある病院というイメージと、新病院の堅牢でありながら美しいイメージをうまく表している素晴らしいロゴマークですね。
おわりに
伝えたいメッセージのイメージに合わせることで他の病院とは趣の違うロゴマークができ、差別化にも繋がります。伝えたい思いをのせたロゴマークを、みなさんもぜひ作成してみてくださいね。
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