画像引用元:富山西総合病院HP
「地域に根ざした、利用者に寄り添った場所でありたい」と考える病院は少なくありません。そんなときに、ロゴマークで病院の思いを伝えてみませんか。
今回は富山県富山市にある富山西総合病院のロゴマークを取り上げます!
富山西総合病院のロゴマークの歴史
富山西総合病院の前身は、約30年前に前身である八尾総合病院です。施設の老朽化や少子高齢化社会を見据え、治療からリハビリ、介護までトータルで患者さんに寄り添える医療を目指し、富山西総合病院と富山西リハビリテーション病院へと生まれ変わったのです。
飛躍的な医療の進歩によって寿命が延びている現代。その分、病気とともに生きることが当たり前になりました。ではどのような環境なら安心して生活できるのか。富山西総合病院はそこに着目し、治療だけではなく暮らしをサポートすることで差別化を図りました。
病院というと、少し敷居の高さを感じてしまう人も多いかもしれません。しかし、富山西総合病院が目指すのは、「ちょっと隣へいってくるよ」というような気軽さ。「良き隣人」として生活に、人生に寄り添っていくような病院でありたいという思いが垣間見えますね。
ロゴ作成の参考にしたいポイント
富山西総合病院のロゴマークは、「ココロノ森 健康ノ種」をコンセプトとして掲げています。コンセプトをもとにロゴのデザインを描くことは、ロゴマーク作りでは重要なポイントです。
「ココロノ森」から生まれる種をイメージした楕円は、ポップなデザインを用いて、目にする人の心を和ませてくれます。また、種をぽんぽんっと点在させることで森のイメージも表しています。
ロゴの形は富山西総合病院と富山西リハビリテーション病院の二つを意味する「W」と富山の立山連峰をモチーフにしています。
以前ご紹介した「富山県立中央病院」も立山連峰をモチーフにしています。地域に密着する病院というイメージを出すために、周辺の立地や環境をモチーフにしたロゴマークを採用しているところは多いかもしれません。
色選びにもコンセプトが込められています。ブルーとグリーンとオレンジを使い、命の源である水を吸い上げて木の葉を茂らせ実を結ぶ。そのイメージをこれらの色でうまく表現していますね。
おわりに
富山西総合病院は医療から介護、生活の支援までを提供する「地域包括ケアシステム」を支えています。地域の人びとに寄り添った、気軽に頼ることのできる病院をイメージしたロゴマークは心和むホスピタルアートとも言えるでしょう。
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