原点を忘れないためのロゴマーク | Kappa（カッパ）

（画像引用元：長靴の国へ向かって！）

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断！粋なロゴマーク」。
今回は、イタリア発の有名スポーツ用品ブランド「Kappa（カッパ）」のロゴマークを取り上げます！

1.Kappa（カッパ）のロゴマークの歴史と由来

Kappa（カッパ）はイタリア・MCT社が取り扱うスポーツブランドの一つで、1956年に産声を上げました。現在はゴルフウェアやランニングウェアなども展開していますが、もともとはフットボールウェアを中心とした品揃え展開を行っており、2015年2月現在、ウェールズ代表チームのウェアやセリエA、リーガ・エスパニョーラの多くのチームに、フットボールウェアを提供しています。

Kappaのロゴマークといえば、2人の人が背中合わせで座っている姿が印象的ですよね。
実はこの2人、世界的に有名なある人物たちをモデルにしたものと言われているのですが、皆さんどなたかご存じですか？
この2人は、旧約聖書に登場する最初の人・アダムとイブを表しています。

アダムとイブが背中合わせに座る「オミニ」と呼ばれるこのロゴマークには、どんな時にも原点に立ち返り、スポーツと人について考え続けるというKappaのブランドとしての姿勢が表されています。
日本の法人ロゴマークの中にも、初心を忘れないという意味が込められたロゴマークは多数存在します。しかし、アダムとイブの姿を借り、その姿勢を明らかにするというのは、イタリアらしい、ちょっとおしゃれな発想ではないでしょうか。

2.「Kappa（カッパ）」という社名に込められた意味とは

ここでは「Kappa」というブランド名にまつわる、スポーツブランドらしい由来についてもご紹介します。
Kappa（カッパ）の名前の由来となっているのは、「κ」というギリシャ文字。これで「カッパ」と読みます。

この文字はもともと、天にかざした手のひらの形を表しているそうです。その姿が、勝利に打ち震え、喜びをあらわにした人の様子を想像させることから、勝利の意味を込めてこのブランド名が付けられたそうです。

ちなみにNIKEのロゴマークは、勝利の女神ニケの翼をモチーフにしたものといわれています。
スポーツ関係のロゴマークを作成するなら、縁起よく「勝利」に関係したロゴマークを作ってみるのも良さそうですね。

※参考サイト
History of Kappa(Kappa)
History(Kappa)

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